高血糖、高インスリン血症、そして糖尿病は全身に様々な症状を起こします。当然、心臓にも良いはずがありません。突然に心停止が来るリスクも高まります。 今回の研究では、2009年に韓国の全国健康診断を受けた20歳以上の400万
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食事による脂質および飽和脂肪酸の摂取量が多いほど心血管疾患のリスク因子が低下する
フラミンガム研究という有名な研究があります。それは1948年当時アメリカ人の死亡原因の1位であった心血管疾患の原因を探るために、フラミンガムという町において、そこに住む健康な男女5209人を対象として長期の疫学研究を行っ
運動は冠動脈のアテローム性プラークを減少させる
運動には素晴らしい健康効果があります。冠動脈のプラークさえ減少させる可能性があります。 今回の研究では、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けている安定狭心症の患者60人が対象です。60人を2つのグループに分けま
高血圧、耐糖能障害、肥満の3つを抱える人に対する糖質制限とDASH食の比較
糖質過剰摂取による糖質過剰症候群のオンパレードの人、つまり高血圧と前糖尿病または2型糖尿病と、過体重または肥満の3つを抱えている人はどんどん増加しているでしょう。原因は糖質過剰摂取であるので、それを取り除くことが第一であ
心臓の健康に対する食事療法の評価?
アメリカ心臓協会(AHA)は先日、心臓の健康に対する10の食事療法の評価を行いました。(この記事参照) もちろん、この評価は意図的で、何らかの力が関係しているでしょう。(図は原文より) 上の図のようにそれぞれの食事をスコ
低LDLコレステロールと心不全
LDLコレステロール値が高いと医師はそれを下げるように教育されています。それに疑問を持つ医師の方が少ないでしょう。しかし、実際にはLDLコレステロール値が高い方が様々な利点があることが様々な研究で示されています。 今回の
高LDLコレステロールおよびスタチンの騙しのテクニック
医療の世界はいつの間にかEBM(Evidence-Based Medicine:根拠に基づく医療)が当たり前になってしまいました。もちろん良いこともありますが、データが捏造されたり、操作されたり、都合が悪い結果は隠された
頸動脈プラークに関係するのはLp(a)よりも血糖値
一般的には心血管系の専門家の間ではLp(a)はアテローム性動脈硬化症の危険因子とされています。しかし、恐らくはLDLコレステロールと同様に本当は大して関係ないと思われます。 以前の記事「最近LDLコレステロールからLp(
Life’s Essential 8(ほとんど役に立たない健康のための8項目) その2
以前の「その1」では、大して役に立たないアメリカ心臓協会(AHA)が推奨する「Life’s Essential 8」について書きました。 今回の研究では、Life’s Essential 8が示す心臓血管の健
高い安静時心拍数は心臓の危険因子
現在では自分の腕の動脈がどこにあるかがわからなくても、様々なデバイスで自分の心拍数を簡単にわかるようになりました。 自分の安静時の心拍数は非常に重要でしょう。(「心血管危険因子の数と安静時心拍数との関連」「安静時心拍数は