PPI(プロトンポンプ阻害薬)は小腸を損傷する
プロトンポンプ阻害剤(PPI)は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)またはアスピリンを服用している患者の上部消化管出血の治療と予防の主力の薬と位置付けられています。しかし、この効果は十二指腸を超えて広がることはないよ
糖尿病患者以外の人によるフリースタイルリブレ(持続血糖測定器)の使用
今年のサロマ湖ウルトラマラソンでは久しぶりにフリースタイルリブレを使いました。センサーがリブレ2になり、非常に精度や安定感が増したように思います。レース時には他にもリブレを使っている人がいました。もちろんレース中、運動中
塩分摂取すると熱中症のリスクが高まる?
毎日暑い日が続き、マスコミは連日、こまめな水分補給と塩分補給を!と言い続けています。 水分補給すれば熱中症が防げるわけではないのですが、もう一つの塩分補給についても何の根拠もなく、汗で塩分が失われるから塩分を補給すべきと
牛乳って危ない? その2
「牛乳って危ない? その1」では、牛乳と発酵乳のIGF-1含有量の違いについて書きました。今回は牛乳と発酵乳を比較した、様々な研究についてです。 非発酵の牛乳と発酵乳(ヨーグルト)を比較した様々な研究が存在しています。も
ウルトラマラソンと血液検査2024
人間の体って本当に不思議ですよね。今回のサロマ湖のウルトラマラソンの前、練習を結構積んだのですが、最初に右のハムストリングスが少し痛くなり、その後もずっと軽い痛みが走るたびに出る感じでした。また、左足のかかとは結構痛みが
専門のクリニックで治療として糖質制限を受けた人の代謝変化
日本の医療で、肥満外来ではどんな治療が行われているのか詳しくは知りません。当然食事指導、運動を推奨し、現在ではGLP-1製剤を処方するのでしょう。以前の記事「食欲抑制薬の臨床データはある意味凄い!」で書いたサノレックス(
第39回サロマ湖100kmウルトラマラソン分析 ウルトラマラソンとエネルギーと血糖値
今年のサロマ湖ウルトラマラソンが終わり、レースの分析をしてみたいと思います。 レース当日午前2時に朝食を食べました。ゆで卵2個、さけるチーズ1本、サラダチキン(uchipacサラダチキン プレーン) 1個を食べました。糖
マウスウォッシュは止めよう その4 院内死亡リスク増加
「その1」「その2」「その3」ではマウスウォッシュと高血圧、糖尿病、がんとの関連について書きました。今回は通常のマウスウォッシュとはちょっと違いますが、死亡リスクとの関連です。 健康な人の日常のマウスウォッシュの使用と死
ドクターシミズのウルトラランナーへの道2024
昨日の2024年6月30日、第39回サロマ湖100キロウルトラマラソンが行われました。100キロの部は午前5時スタートでしたが、すでに気温18度で快晴。佐呂間町のこの日の最高気温は30.9度だったそうですが、実際には30
過度の持久運動による心臓血管への悪影響 その3 不整脈
あいかわらずサロマ湖の天気予報では、レースの日の最高気温31~32度です。昨日の札幌の朝では最低気温は11度くらいで長袖を着たくらいでしたから、そこから20度も上昇ということになります。暑さに適応していない状態で、果たし