以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」「耳たぶの斜めの線と脳血管障害」では冠動脈疾患や脳血管障害と耳たぶの斜めの線との関連について書きました。今回は認知症との関連です。 今回の研究では、認知障害の471人と認知機能正常
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最も死亡リスクを低下させる野菜・果物の摂取量?
野菜や果物は健康的な食べ物でであるという認識が一般化してしまっています。では、いったいどのくらい食べるのが良いかを分析した研究があります。 この研究は主に看護師の健康調査と健康専門家のフォローアップ研究という2つの大規模
耳たぶの斜めの線と脳血管障害
以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」では、耳たぶの斜めの線(フランクのサイン)と冠動脈疾患のリスクの関連を書きましたが、脳血管疾患についてはどうなのでしょうか? 急性の脳卒中で入院した241人を調べたものです。(表は
耳たぶの斜めの線にご注意を
以前の記事「耳たぶに斜めの線が入っていませんか?」で書いたように、耳たぶに認められる斜めの線は心血管疾患の予測因子だと考えられています。面白いことにほぼ45度斜めです。 今回の研究では耳たぶの斜めの線(フランクのサイン)
空腹時血糖値とアテローム性動脈硬化症の発症リスク
以前の記事「比較的若い女性の冠動脈性疾患のリスクはインスリン抵抗性で6倍、糖尿病で10倍」「急性冠症候群とインスリン抵抗性」などで書いたように、心血管疾患は糖質過剰摂取によって起きていると考えています。 今回の研究では、
肉は本当に心血管疾患をもたらすか?
TMAOについてコメントをいただきました。 清水先生いつも糖質制限についての考察をありがとうございます。 糖質制限に関連して質問があるのですが、赤肉などに含まれるカルニチンが腸内細菌-肝臓代謝を経てTMAOとなり、アテロ
比較的若い女性の冠動脈性疾患のリスクはインスリン抵抗性で6倍、糖尿病で10倍
冠動脈疾患の危険因子の主役はいまだLDLコレステロールだと思います。そこにはLDLコレステロールを低下させる薬が存在することが最も強く影響していると考えられます。 しかし、LDLの質は全く考えられていません。 また、危険
急性冠症候群とインスリン抵抗性
心血管疾患はLDLコレステロールが犯人のように扱われていますが、実際には糖質過剰症候群だと思います。 今回の研究では、急性冠症候群を起こした人697人をインスリン抵抗性によってグループ分けしました。 糖尿病と診断されてい
糖質過剰摂取と冠動脈疾患
冠動脈性疾患、虚血性心疾患は、世界で最大の死因です。以前の記事「世界の死因トップ10」で書いたように、虚血性心疾患の死者数は圧倒的に多いのです。1年で900万人近くが亡くなっています。 コレステロールは一般的には冠動脈疾
タンパク質源と冠動脈疾患のリスク
タンパク質源として肉が良いのか、魚が良いのか、卵が良いのか、はたまた植物性が良いのか?赤肉は目の敵にされ、特にハーバード大学は赤肉と糖質制限が嫌いなようです。 今回の研究では、40〜75歳のアメリカの男性医療従事者43,