似た者夫婦という言葉がありますが、よく、同じような体型をした夫婦、家族を見ます。親子であれば家族性、つまり何らかの遺伝性のものも考えられますが、夫婦は遺伝的につながっていません。しかし、ときに非常に似てきます。恐らくこれ
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中性脂肪/HDLコレステロール比は安定狭心症の冠動脈疾患のリスクを予測する
中性脂肪/HDLコレステロール比(TG/HDL-C比)は非常に重要だと考えられています。ある研究では、TG/HDL-C比が4より大きいことが、冠動脈疾患発症の最も強力な独立した予測因子であるとしています。(「糖質制限とL
経口ブドウ糖負荷試験の30分値
糖尿病の診断で行う経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)で、2時間後血糖値が200mg/dl以上の場合、糖尿病型であるとしています。 しかし、その前の時間帯、30分値、1時間値も非常に重要です。 1時間値に関しては、以前の記事
塩分制限って本当に必要?
日本高血圧学会の提言では塩分の制限を次のように行っています。 高血圧の予防のためにも食塩制限を―日本高血圧学会減塩委員会よりの提言(2012年7月:2016年6月修正,2020年6月修正) 高血圧の治療にお
低コレステロールは心不全のリスクを高くする
心不全はアメリカでは推定で620万人、日本でも120万人罹患していると言われています。心不全には拡張機能障害と駆出率低下のタイプがあります。 今回の研究ではそのリスク因子について分析しています。約180万人のデータを分析
LDLコレステロールが非常に低いと全原因死亡リスクが高い
病気になることはもちろん望むことではありませんが、究極的にはどんな原因であれ死亡するかどうかが重要です。新型コロナウイルスに感染しなくても、脳卒中で死ぬかもしれません。心筋梗塞にならなくても、がんで死ぬかもしれません。そ
卵を気にせず食べよう
卵反対派は卵に大量のコレステロールが入っていることを根拠に、不健康な食材と考えていると思います。これまでにいくつもの卵摂取と心血管疾患などとの関連の研究がありました。しかし、最低でも1日1個の卵は全く問題ありません。 今
TyGインデックスと心筋梗塞
これまで何度か取り上げているTyGインデックスですが、血糖値と中性脂肪値によって計算し、リスク評価に使えます。(「中性脂肪値と血糖値からわかるTyGインデックスと動脈硬化」参照) 計算したい方は「中性脂肪値と血糖値だけで
アメリカ心臓病学会は中性脂肪を減らすためのライフスタイル介入として糖質制限を提唱 その1
またアメリカは糖質制限を推奨する動きが強まりました。以前の記事「アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!」で書いたようにアメリカの糖尿病学会が糖質制限を認めたのに続いて、今度は心臓病学会で