高齢者の「食育」は誰の仕事か?
最近、医療の世界では「加齢による筋肉量減少」であるサルコペニアという言葉が使われるようになってきましたが、定義は少し混乱していますが、一般の人にはあまり伝わっていないように感じます。そして、あまりにも高齢者の食事が乱れて
糖質制限とLDLコレステロール上昇2 仮説
糖質制限を行うと、LDLコレステロールが上昇する方がいます。数年で落ち着く方もいますが、上昇したままの方もいると思います。実際にLDLコレステロールの上昇は珍しくないようです。 以前の記事「糖質制限とLDLコレステロール
空腹感はエネルギーが足りないとかお腹が空っぽの合図ではなく、脳の罠?
多くの人は「あーお腹減った!」と思い、食事をしていることが多いかもしれません。そして、この空腹感は、エネルギーを必要としているという合図とか、胃の中が空っぽになった合図だと思っているかもしれません。 この空腹感、食事を摂
スカイランニングで北海道の医学生の高村貴子さんが世界で3位!
スカイランニングという言葉はあまり聞いたことがないかもしれませんが、標高2000m以上の山岳を走る競技です。垂直方向に険しい山岳を登ったり駆け下りたりしなければならないので、非常に過酷です。トレイルランニングをもっと険し
ついに日本人初の9秒台!
正直、日本人初の9秒台はサニブラウン選手だと思っていました。今勢いもありますし、遺伝子が違うので。しかし、世界陸上に100mに出られなかった悔しさか、やってくれました。桐生祥秀選手が日本人初の9秒98という記録を出しまし
脂肪肝はただの肥満の症状ではない
患者さんに「脂肪肝ですね」というと、苦笑いというか、恥ずかしい表情というか、結構深刻さが感じられないことが多いのは、医師としては私だけではないと思います。みなさんの中にも脂肪肝と聞いても、「ただの肥満で肝臓にも脂肪が付い
マウスもケトジェニックダイエット
有名な医学雑誌「CELL」に、マウスを使って研究で、「マウスにケトン体を生成する食事を与えたところ、老化したマウスの記憶を有意に改善し、最大寿命は変わらなかったが、1歳から2歳までの年齢で死亡するリスクが低かった。」とい
フリースタイルリブレを使った人体実験 その19 恐怖のファストフード 機能性低血糖発生!
以前の記事「フリースタイルリブレを使った人体実験その15 ファストフード」で「フレッシュネスバーガークラシックバーガー低糖質バンズ使用」だけが異常な値を示していたので、もしかしたら間違いなのかと思い、今回もう一度チャレン
安易なサプリメントは、傷ついた筋肉の修復を大きく低下させる
以前の記事「ビタミンCとビタミンEのサプリメントは運動による効果を弱めてしまう」で抗酸化作用のあるサプリメントはせっかくの運動の効果を打ち消してしまうことを書きました。 新しい「サイエンス誌」に掲載された研究では、抗酸化
アメリカの肥満率は悲惨な状況ではあるが、やや横ばいになってきている
最新のCDCのデータによると、アメリカの成人の肥満率は5州で35%、25州で30%、46州で25%を超えています。そして、すべての州で20%を超えています。 最も高いのはウェストバージニア州で、成人肥満率が37.7%、最