以前の記事「空腹時血糖とコレステロールと肝臓がんのリスク」では、高血糖、低コレステロールが肝臓がんのリスクを高めることを書きました。 今回の研究では日本人における、BMIと総コレステロールと肝臓がんのリスクについて分析し
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糖尿病におけるタンパク質と糖質同時摂取でのインスリン増加
古い食事の研究は結構面白いことが行われています。最近の研究ではなぜかあまりありません。 タンパク質ではインスリン分泌が増加するのですが、グルカゴン分泌も同時なので血糖値の変化はほとんどありません。しかし通常タンパク質だけ
空腹時血糖とコレステロールと肝臓がんのリスク
糖質はがんのエサです。血糖値の上昇はがんのリスクを増加させるでしょう。また、以前の記事「LDLコレステロールが高いとがんのリスクは低下する」で書いたように、コレステロールの低下はがんのリスクを増加させるでしょう。LDLコ
LDLコレステロールは心血管代謝危険因子ではない
脂質異常症の診断基準は現在次の表のようになっています。(表はここより) LDLコレステロール 140mg/dL以上 高LDLコレステロール血症 120~139mg/dL 境界域高LDLコレステロール血症 HDLコレステロ
糖質制限での遊離脂肪酸の増加
糖質制限をするとLDLコレステロールと共に遊離脂肪酸も増加します。恐らく糖質をエネルギーにしないので、常にエネルギー源である脂肪酸を循環させているのではないかと思います。 今回の研究では32人の健康な(?)肥満の人(平均
子供へのPPI(プロトンポンプ阻害薬)は感染リスクを増加させる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)のネキシウムには日本でも小児への適応があります。なんと1歳以上です。大丈夫なの?と思ってしまいます。人間にとって胃酸分泌は初期設定であり、重要なメカニズムです。それに小さなころから逆らってし
糖尿病でも前糖尿病より正常を目指そう
糖尿病のHbA1cは6.5以上であり、前糖尿病(糖尿病予備群)は6以上6.5未満です。5.6以上6未満は正常高値と言われているものです。HbA1cだけで糖尿病の診断はできませんが、できれば、もちろんですが5.6未満が望ま
いくつかの糖尿病の薬はすい臓がんのリスクを高める
がんは糖質過剰症候群であり、糖質はがんのエサです。糖尿病は糖質過剰摂取により高血糖、高インスリン血症を起こします。そうすると、糖尿病の薬ががんのリスクに影響を与える可能性は十分にあります。 今回の研究では4種類の糖尿病薬