以前の記事「ナイアシンは安全か? その1」で、ナイアシンの耐糖能に対する有害性について書きました。ナイアシン5年間で当初非糖尿病患者43人あたり、1人が糖尿病を患うことになります。これはスタチンと同様かそれ以上です。(ス
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1日3個の卵でメタボが改善
いまだに卵は1日1個までしか食べてはダメだと思っている人がいます。医師の中にもそのように推奨している人もいるでしょう。それは卵には大量のコレステロールが入っているからだと思いますが、レスポンダーもいますが、多くの人は卵を
生理がインスリン感受性に与える影響
女性は生理(月経)中に血糖値の変動が変化しています。糖尿病の方では自分で測定して知っている人もでしょう。また、生理周期によって食欲や体重さえも変化することもあるでしょう。 それはインスリンの感受性、特に脳のインスリン感受
冠動脈疾患でインスリン抵抗性を指摘する医師はどれほどいるであろうか?
冠動脈疾患をはじめ心血管疾患は糖質過剰症候群です。それらの疾患を患った時に、診察した医師が「どんな食事をしているか?」をちゃんと聞いているでしょうか?「インスリン抵抗性」という言葉を発する医師がどれほどいるでしょうか?
糖尿病におけるタンパク質と糖質同時摂取でのインスリン増加
古い食事の研究は結構面白いことが行われています。最近の研究ではなぜかあまりありません。 タンパク質ではインスリン分泌が増加するのですが、グルカゴン分泌も同時なので血糖値の変化はほとんどありません。しかし通常タンパク質だけ
体重とインスリン減少が動脈硬化に及ぼす影響
一般的にはアテローム性動脈硬化症の原因は飽和脂肪酸やコレステロールだと思わされています。 体重やインスリン分泌を減少させると動脈硬化はどうなるでしょうか? 25~45歳(平均年齢37.9歳)で、身体活動が不活発でクラスI
中性脂肪と心血管疾患
スタチンが世の中で出回るようになり、関心はLDLコレステロールにばかり向いてしまっています。しかし、私は中性脂肪が最も重要だと考えています。 中性脂肪は空腹時だけでなく非空腹時でも上昇すると心血管疾患のリスクは増加します
果糖は筋肉の代謝を大きく変える
糖質の中でも果糖は猛毒です。果糖の消費量は非常に増加しており、それによって様々な代謝障害が起きていると考えられています。 今回の研究では果糖の過剰摂取で、全身性には検出できないかもしれないような、末梢での微妙な代謝変化を
有酸素運動による血糖値、インスリン、グルカゴン濃度の変化
コメントをいただきました。 いつも貴重なデータありがとうございます。 個人的なことではありますが、起床後飲まず食わずで1時間ヨガをして血糖値測ると110~120の値が多いです。 これは糖新生なのでしょうか? 空腹時血糖は
中性脂肪/HDLコレステロール比の増加は腎機能低下のリスクを上げる
世の中一般的にはLDLコレステロールばかりが注目され、一般の人でもLDLコレステロールは気にしますが、中性脂肪値やHDLコレステロールはあまり関心がありません。医師も同様です。患者にHDLコレステロールが低いことを指摘し