塩分制限はあたかも健康的な食事だと考えられています。そして、心血管疾患予防には重要だと一般的には思われています。特に高血圧に対しては塩分制限を強く勧める医師もいるでしょう。 しかし、塩分過剰で血圧が上がるかどうかは人それ
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キシリトールと心血管疾患リスク
以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」で、取り上げた研究を発表したグループが、今度はキシリトールのリスクの研究を出してきました。 歯医者さん推奨のキシリトールですが、全身への影響はどうなのでしょうか?
片頭痛の治療のための糖質制限
糖質制限をすると多くの片頭痛が改善します。そしてケトン食と片頭痛の改善を示した研究はいくつもあります。 古典的なケトン食では、脂質と非脂肪(炭水化物+タンパク質)の比率は通常、3:1または4:1です。つまり、脂質の摂取量
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクと炭水化物割合
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症予防は?」下の図の1つ目のポイントについて書きました。 今回は2つ目のポイントについてです。「炭水化物の質的指標である GI (glycemic index)
糖尿病診療ガイドライン2024ではエネルギー摂取量の制限が推奨されているが…
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…」でも書いたように、2024年5月、日本糖尿病学会の診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されました。もともと糖尿病学会はエネルギー制限を推奨していま
動物性の脂は高齢者のフレイルを防ぐかもしれない
フレイル(加齢により心身が衰えた状態、虚弱)の最も大きな原因の一つが筋肉の減少でしょう。多くの高齢者は筋肉の減少に無頓着です。腰が痛い、膝が痛いなどと言って、安静にしがちです。食事は野菜が健康的だと思い込まされているので
マウスウォッシュは止めよう その1 高血圧
現代の生活では我々の体は様々なところから知らないうちに攻撃を受けています。自分自身では良かれと思ってやっていることが、人間のメカニズムを考えた場合に有害になっています。例えば、コロナの流行で当たり前のように多くの人がやっ
動物性タンパク質と植物性タンパク質では筋肉増加量は違うのか?
一部の専門家たちは、肉の摂取量が多いと、飽和脂肪の摂取量が増加し、食物繊維の摂取量が減少するという難癖を付けてきます。その結果、肉の摂取は肥満、心臓病、メタボリックシンドローム、がんと関連しているとも主張します。さらに、
脂質は血糖値を上げるか?
血糖値を直接上昇させるのは糖質だけです。直接ではないにしても、脂質は代謝の中で血糖値の上昇に関与するのでしょうか? 多くの研究の場合、食後2時間程度までしか測定していませんし、経口脂肪負荷試験(OFTT)では、それなりに
2024年4月の血液検査データ
ちょっと遅れましたが、今年も血液検査のデータを示したいと思います。毎年それほど大きな変動はありません。毎年変化がなくて面白みに欠けます。 2024年4月 2023年4月 2022年4月 2020年5月 空腹時血糖値mg/