心血管疾患は本当にLDLコレステロールが原因でしょうか?リスク要因でしょうか?最も危険なのはインスリン抵抗性であり、糖質過剰摂取だと私は考えています。 今回の研究ではベースラインのリスク因子とその後の心血管疾患の発症を年
タグ: インスリン抵抗性
動かないと体の機能やインスリン感受性が低下する
動かないことは、動物の世界では「死」を意味するでしょう。しかし、人類は動かなくても誰かが動いて、その人の世話をしてくれることも多いでしょう。老化で徐々に活動量が低下することは普通のことであり、そして徐々に死に近づいていく
HbA1cに対する中途半端な糖質制限の効果
糖質制限は当然糖尿病で高いHbA1cを低下させます。まだ、糖尿病治療をしていない前糖尿病から糖尿病の範囲にあるHbA1cに対して、糖質制限が有効であるのは明白です。6か月でどれくらいの効果があるかを研究したものがあります
糖質制限でLDLコレステロールが上昇したらスタチンは必要か? その5
「その1」「その2」「その3」「その4」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 スタチンの効果はLDLコレステロール低下によって起きているのではないと思っています。スタチンの抗
糖質制限でLDLコレステロールが上昇したらスタチンは必要か? その4
「その1」「その2」「その3」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 LDLコレステロールは別として、心血管疾患のリスク因子はいっぱいあります。 アテローム性動脈硬化症はメタボ
糖質制限で耐糖能悪化?
糖質制限をすると血糖値が安定し、インスリンの分泌も減少し、インスリン抵抗性も改善します。しかし、一部の人は糖質制限をすると耐糖能が悪化するという人もいます。それは、糖質制限を続け、急に糖質を摂取したときに血糖値が予想以上
糖質制限でLDLコレステロールが上昇したらスタチンは必要か? その3
「その1」「その2」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 今回は、その2の途中で少し書いた、インスリン抵抗性との関連についてです。 以前の記事「比較的若い女性の冠動脈性疾患の
女性化乳房は糖質過剰症候群
男性の乳房は通常であれば、ほとんどありません。しかし、女性のような乳房、女性化乳房になる人もいます。 この女性化乳房はなぜ起きるのでしょうか?もちろん疾患や薬によるものもありますが、肥満の人にも伴います。 男性ホルモン(
糖尿病における断食と糖質制限食での血糖値やインスリンの変化
2型糖尿病の人では、エネルギー(カロリー)制限食や短期間の断食でも、当然糖質制限でも、そして食事法とは別に体重減少でも血糖値が急速に低下することが示されています。 この主な原因は摂取エネルギーが減少したからなのか、糖質摂
正常な範囲の空腹時中性脂肪値と2型糖尿病の発症リスク
中性脂肪値の基準値は一応、30~149mg/dLとされています。つまり、150以上が異常値ですが、私は100を超えたら患者さんに指摘しています。 中性脂肪値が基準値にある人を中性脂肪値により3つのグループに分けたときに、