空腹時高血糖になった時点で、恐らく状況は進行しているでしょう。糖尿病と確定していなくても、以前の記事「空腹時高血糖はすい臓がんの発生率を増加させる」で書いたように、空腹時高血糖はすい臓がんのリスクを増加させます。 その他
タグ: 糖質過剰症候群
インスリン増加が先か肥満が先か?
肥満は多くの病気と関連しています。では肥満になったからインスリン抵抗性が増加してインスリン分泌が増えたのか、それともインスリン分泌が増加したから肥満になったのか、どちらでしょう? 60の研究の112のコホートからなる5,
80g程度の砂糖を追加するだけで肝臓の脂肪の生産は2倍になる
糖質過剰摂取で脂肪生成が増加することはわかっていますが、適度な量ではどうでしょうか?まあ、糖質制限をしていると「適度」というのは存在しないように思えますが、通常の食事を摂っている人にとって「適度」というのを考えてみましょ
米をたくさん食べると脳の神経膠腫のリスクが高くなるかもしれない
アジアではお米を食べる文化が定着しています。日本では白米を「主食」と呼んでいます。この「主食」という言葉は白米を食べる「べき」「必須」の食材だと勘違いさせるように感じます。 今回の研究はイランのものですが、イランの「主食
数年前はケトン体は体に有害だと言われていましたが・・・
糖質制限はケトン体が増加するのですが、数年前まで、ケトン体は体にとって有害だという医師もたくさんいました。しかし、時代は変わるものですね。いまやケトン体は体に有益な物質であるという考えの方が優勢となっているのではないでし
インスリンを使用した糖尿病では死亡リスク3倍
糖尿病をインスリンで治療することはリスクがあると考えられています。しかし、医師の中にはインスリンを使えば有効に血糖値がコントロールできると思い込んでいる人もいます。インスリン抵抗性が起きている人にインスリンを投与するのは
耳たぶの斜めの線と認知症
以前の記事「耳たぶの斜めの線にご注意を」「耳たぶの斜めの線と脳血管障害」では冠動脈疾患や脳血管障害と耳たぶの斜めの線との関連について書きました。今回は認知症との関連です。 今回の研究では、認知障害の471人と認知機能正常
新型コロナウイルス感染に対するケトン食の効果
新型コロナウイルス感染による重症化、死亡に関して、血栓症だけでなく、サイトカインストームも関連しています。多臓器不全に関連する劇症および致命的な高サイトカイン血症を特徴とするサイトカインストーム症候群に対して、抗炎症作用
喫煙よりも肥満に起因する死亡の方が多くなってきている
世界では肥満がどんどん増加しています。(「世界肥満ランキング」など参照) 長い間、喫煙により健康被害は非常に割合として高く、喫煙に起因する死亡はかなりの割合でした。しかし、近年は禁煙の増加だけでなく、肥満の増加によりその
抗うつ薬は性欲を破壊する
最近は抗うつ薬処方に対するハードルが非常に低くなっているのではないかと思います。うつ病の原因がセロトニン仮説だけに偏ってしまい、それに対する薬が非常に多く使われています。セロトニン仮説は正しいかどうかは確かめられていませ