血清リポタンパク(a)、Lp(a)はLDLコレステロールよりもさらに悪玉で、悪玉度は、Lp(a) 1粒子当たりのアテローム促進性は、LDLの6倍以上とする報告もあるそうです。(ここ参照) 専門医は、強力なLDL低下療法を
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急性腎障害をもたらすトリプルワーミー薬にプロトンポンプ阻害薬(PPI)を併用してクアドラプルワーミー
以前の記事「内服薬の併用による腎臓へのトリプルパンチの大ダメージ「トリプルワーミー」」で書いたように、レニン-アンジオテンシン系阻害薬、利尿薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の3つからからなる薬物療法に関連する急
加齢黄斑変性症は糖質過剰症候群
加齢黄斑変性症(AMD)は、高齢者における不可逆的な視力低下、失明の主な原因です。滲出型と萎縮型(非滲出型)がありますが、重度の視力喪失の90%は新生血管を伴う滲出型が原因です。 AMDは確かに病名に「加齢」とあるので、
高血圧の薬でがんリスクが増加する その2 乳がん
「その1」では、高血圧の薬での腎臓がんのリスク増加について書きました。今回は乳がんについてです。 まずは、1,736人の乳がん症例と1,895人の健康な対照群における降圧薬と乳がんの関係を分析した研究です。(ここ参照)い
ケトン食は全てのがんのリスク増加と関連しているというウソ研究
また変な研究が出てきました。ケトン食ががんのリスク増加と関連しているというものです。あまり真面目に読む気になれません。一応見てみましょう。 今回の研究では、アメリカの国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて、食事
LDLコレステロールが低いと心血管疾患および全原因死亡リスクが上がる
医師を含めて、ほとんどの人は、LDLコレステロールは「悪玉」と思い込まされています。だから、一般の人はLDLコレステロールが上がると不健康であると思い、医師は高コレステロールの患者を診ると、このままだと死ぬよ、と脅します
リンゴジュースの代わりに水を飲むと保護因子が同時に発生し、虫歯を防ぐ可能性がある
虫歯の原因は虫歯菌(主にミュータンス菌)ではありません。ミュータンス菌は口腔内の常在菌です。炭水化物は口の中でミュータンス菌によって発酵されて酸が生成され、それが徐々に歯のエナメル質を脱灰し、虫歯を引き起こします。食事の
食事性終末糖化産物と死亡リスクの関連性はない
糖質過剰摂取により、体内で終末糖化産物(AGEs)が大量に作られます。しかし、食事でも我々はAGEsを摂取しています。食事のAGEsは有害でしょうか? 今回の研究では、食事性AGEsの摂取量と全原因死亡率または特定死亡率
冠動脈疾患の危険因子の第1位は高コレステロールではなく糖尿病
冠動脈疾患=高コレステロールのように考える人も多いでしょう。でも実際には違います。 今回の研究はベースラインで30歳から79歳の男性5599人と女性6478人を無作為に抽出し、21年間追跡調査したものです。2180件の冠
高血圧の薬でがんリスクが増加する その1 腎臓がん
多くの人が飲まされている高血圧の薬。心血管疾患のリスクを低下させるために必要だと考えられていますが、他の疾患リスクが上がってしまっては何のために飲んでいるのかわかりません。 以前の記事「長期の高血圧の薬の使用とがんのリス