多くの動物は飢餓から自分を守るため、進化に基づく生存するための経路があります。この生存するための経路は、果糖の代謝に起因し、脂肪、肝臓、血液への脂肪の蓄積、インスリン抵抗性の発症、エネルギー消費の減少につながる生物学的経
タグ: 糖質過剰症候群
夜間低血糖にご注意を
先日の記事「機能性低血糖に気づきましょう」では、機能性低血糖について書きましたが、その機能性低血糖についてコメントをいただきました。 昨日の機能性低血糖ですが、 糖質制限を始める前、よく寝汗を掻くことがありました。夜中に
「老化」という便利な言葉
外来の診療を行っているときに、私の患者さんはほとんどがどこかの病院、どこかの科をすでに受診した状態でいらっしゃいます。その患者さんに話を聞くと、その症状の原因について「老化」だと説明された、ということが少なくありません。
血糖値の変動が動脈硬化、プラークを進行させる
飽和脂肪酸について、コメントをいただきました。 はじめまして いつも興味深く拝見させていただいております。 先生のご意見はいつも確証に基づいているのでうなずけます。 質問なのですがサイトに既に掲載してあれば申し訳ありませ
脊柱管狭窄症になる前に糖質制限を始めよう
加齢とともに下肢の痛みやしびれを伴う腰部脊柱管狭窄症を患う人が増加します。しかし、私は脊柱管狭窄症は老化によるものだとは思っていません。 「「糖質過剰」症候群」でも書いたように、脊柱管狭窄症の原因は糖質過剰摂取にあると考
糖尿病や肥満では果糖に対する反応が異なるかもしれない
糖質の中でも最も毒性の高いと考えられる猛毒「果糖」は、糖尿病や肥満の人の方がより悪影響が強いかもしれません。 今回の研究では経口ブドウ糖負荷試験と果糖負荷試験を行いました。対象は正常体重の青年14人(平均15.9歳、平均
減塩食品があるのに増マグネシウム食品はなぜないのか?
フルマラソン後のこむら返りに対してコメントをいただきました。 こむら返り、筋肉の痙攣ですよね。医学の知識はないですが、理系の人間ですので、コメントさせてください。 最近、マグネシウムについて勉強して、サプリも試しています
果糖、異性化糖にご注意を
果糖の摂取は、心血管疾患や代謝疾患の危険因子を増加させると考えられています。 異性化糖である高果糖コーンシロップ(果糖ブドウ糖液糖)は近年大量に使用されるようになりました。何も考えずに飲み物、スナック、加工食品などを食べ
糖質量を少し減らしただけでも血糖値変動は始めたその日から低下する
当たり前ですが、血糖値は糖質摂取で上昇します。糖質制限を始めれば、当然ですがすぐに血糖変動が低下します。段々と低下するのではなく、その日から低下します。 今回の研究では、糖質制限ではありませんが、糖質摂取量を少し減らし始
塩分制限で起こる程度の血圧低下なら炭水化物をタンパク質で置き換えることでも得られる
以前の記事「塩分制限で起こる程度の血圧低下ならタンパク質摂取量を増やすことでも得られる」では、タンパク質の摂取量を増やすことでいくらかの血圧低下が得られることを書きました。 今回は、無作為化比較試験のメタ分析で食事性タン