過活動膀胱は「尿意切迫感を必須とした症状症候群であり、通常は頻尿と夜間頻尿を伴うものであるが、切迫性尿失禁は必須ではない」と定義されています。 拙著「糖質過剰症候群」でも、過活動性膀胱について書きましたが、さらに詳しく見
タグ: 糖質過剰症候群
LDLコレステロール値が高いだけではアテローム性動脈硬化は起こらない その1
LDLコレステロールはいまだに「悪玉」と呼ばれ続けています。しかし、単にLDLコレステロール値が高いだけでは問題にはなりません。よく目にするのが、血管の中のLDLが内皮細胞をすり抜けて内膜に至り、そこで酸化してマクロファ
相撲は世界一不健康なスポーツかもしれない その3
以前の記事「その1」「その2」の続きで、今回は力士の死亡率、死因についてです。 力士の平均死亡年齢は56.0±14.2(22~87)歳ですが、年次別にみると1898~1947年における死亡年齢の平均は46.0±11.1(
糖質制限の情報は何を信じたら良いの?
先日、コメントをいただきました。ありがとうございました。 そのコメントの中で示された記事の内容は、私にはさっぱり意味が分かりません。結局糖質制限を推奨しているのか、反対派なのか?(私の読解力が無いのが原因でしょうけど)
肥満は地球温暖化に悪影響?
地球は温暖化していますが、それの要因の一つは温室効果ガスと考えられています。しかし、温暖化すれば温室効果ガスは増加するので、どちらが先かはわかりません。因果関係が逆の可能性もあります。地球温暖化の要因は全く別にあるかもし
相撲は世界一不健康なスポーツかもしれない その2
以前の記事「相撲は世界一不健康なスポーツかもしれない その1」では、蜂窩織炎の話題を書きました。では、力士は本当に糖尿病になることが多いのでしょうか?また寿命はどうでしょうか? ある記事によると、元横綱の北の富士さんは変
PPI(プロトンポンプ阻害薬)の長期使用と胃がんのリスク
以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)はピロリ菌根絶後の胃がんのリスクを高める」で書いたように、PPIの使用は胃がんと関連しているようです。 PPIはピロリ菌と相互作用があるようです。通常、ピロリ菌は胃の幽門洞(十二
相撲は世界一不健康なスポーツかもしれない その1
横綱白鵬は今場所、連敗し、休場となりました。(関連記事はここ)その一つの原因が蜂窩織炎です。親方は「場所前の稽古でかかとが割れて菌が入った。熱を出して病院で治療している」と説明しているようです。 この蜂窩織炎、もちろんど
急性心筋梗塞や急性心不全ではLDLコレステロール値が高い方が死亡率が低い
一般的にはいまだにLDLコレステロールが「悪玉」だと考えられています。しかし、LDLと心血管疾患の関連は矛盾だらけです。(「もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするなら