むずむず脚症候群と診断され、巷では薬物療法が行われています。その中でもドパミン作動薬を処方されている場合は、十分にそのリスクをわかっている必要があります。 私の外来の患者さんで、プラミペキソール(商品名:ビ・シフロール)
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一部の高血圧の薬は腎臓を病的な状態に変化させる その1
高血圧の薬の中で最も処方されている一つがレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬でしょう。RAS阻害薬には、ACE 阻害薬やアンジオテシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)があります。そして、これらの薬は腎保護作用があると信じら
糖質制限5年間の結果 ちょっと残念だけど標準治療よりは断然良い
以前の記事「糖質制限5年間の残念な結果」で取り上げた学会発表の内容が論文化されました。以前の記事「糖尿病に対する1年間の食事による生理的ケトーシスのパワー」「2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 2年間でも圧倒的! そ
ケトン食がインスリン様成長因子 (IGF)-1 に与える影響
IGF-1は細胞の成長と増殖の強力な調節因子であり、血中のレベルの上昇は前立腺がん、乳がん、大腸がんなどのリスク増加に関連しています。血中IGF-1レベルは 10 代後半にピークに達し、加齢とともに低下します。 IGF-
子宮内膜症は糖質過剰症候群
子宮内膜症は慢性の婦人科疾患であり、生殖年齢の女性の10~15%に影響を与えているようです。子宮内膜組織が子宮の外で増殖し、慢性の骨盤痛や不妊症を引き起こします。正確な病理学的メカニズムは、まだ完全には解明されていません
出血のレシピ 抗凝固薬+NSAIDs
最近は血液を固まりにくくする抗凝固薬を飲んでいる人が多いですね。以前はワーファリンしかなかったのですが、現在はリバーロキサバン(商品名イグザレルト)、アピキサバン(商品名エリキュース)、ダビガトラン(商品名プラザキサ)、
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は子供のうつや不安を増加させる
以前の記事「不安やうつ病と胃食道逆流症(逆流性食道炎)との関連性」で書いたように、不安やうつ病と胃食道逆流症には関連性がありますが、胃食道逆流症があるからといって、PPI(プロトンポンプ阻害薬)を使用すると、余計にうつや
「糖質制限ダイエットは絶対やってはいけない3つの理由」って本当? その3 糖質制限はリバウンドする?
「その1」「その2」の続きです。 今回は糖質制限はリバウンドするのか?を見ていきます。その1、2と同様のネットの記事からのものです。(記事はここ) 「糖質制限は比較的すぐに減量を実感できるので、良いと信じている人が多い印
「糖質制限ダイエットは絶対やってはいけない3つの理由」って本当? その2 糖質制限は不健康になるのか?
「その1」の続きです。 今回は糖質制限を行うと不健康になるのか?を見ていきます。その1と同様のネットの記事からのものです。(記事はここ) その1で示した図から、この記事では「炭水化物の摂取量は多すぎても少なすぎても不健康
「糖質制限ダイエットは絶対やってはいけない3つの理由」って本当? その1 糖質制限は死亡率を高めるのか?
久しぶりに糖質制限反対派のネットの記事が出ましたね。記事の内容は著書の宣伝のようです。その著者は、エビデンス大好きの専門家(?)の方です。実際には全く同じような内容が2021年にも書かれていました。(その3年前にも出てい