慢性的に炎症を起こしているなんて、代謝や免疫が障害されているとしか思えません。そして代謝障害のほとんどは糖質過剰摂取により起こると私は考えています。 化膿性汗腺炎は慢性炎症の皮膚疾患です。糖質過剰摂取によりインスリン過剰
タグ: ケトン体
食事の適応期間やキャリーオーバー効果を無視した研究は歪んだ結果をもたらす
食事介入をして様々なパラメータ変化を評価する研究はたくさんあります。以前の記事「低脂肪食と糖質制限を比較した歪んだ研究」も糖質制限と低脂肪食の食事によってどうなるかを調べています。しかし、あまりにも適応期間を無視した研究
ケトン食は骨の健康に悪影響を与えるか?
コメントをいただきました。 はじめまして。 ケトン食について調べていて、以下のような「ケトン食が骨に悪影響を与える」という趣旨の論文をいくつか目にしました。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
論文における「低炭水化物」の定義
糖質制限の研究は、現在食事法の中でもっとも多く行われているものです。つまりエビデンスが非常に豊富にあるのです。しかし、一番の問題点は「低炭水化物」というときの、糖質摂取量(炭水化物摂取量)の定義がちゃんとされておらず、コ
糖質制限によるLDLコレステロール上昇にはスタチンよりもオレオクッキーが効果的?
糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇することが珍しくはありません。LDLコレステロールが高くても私は問題ないと思っていますが、スタチン医者は大騒ぎでしょう。彼らはLDLコレステロールが下がれば何も言わなくなると思い
進行性の不治の病ALSさえも改善する糖質制限
私はほとんどの病気は糖質過剰摂取が原因だと思っています。そして、糖質制限をすれば非常に多くの病気は改善または寛解するとも思っています。 今回の報告は非常に衝撃的であるとともに、やっぱりな、という思いが両方ありました。 筋
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その2
今回は「その1」の続きです。まずはOGTT(経口ブドウ糖負荷試験)についてです。その1でも示したように、フェーズ1(P1)は糖質制限でケトーシスの状態、フェーズ2(P2)は糖質制限を止めた糖質過剰摂取の状態、フェーズ3(
除脂肪量ハイパーレスポンダーにおけるスタチン中止と糖質制限開始後の冠動脈疾患の急速な進行?
今回紹介する抄録はAHA Scientific Sessions 2023という学会の発表だと思われますが、非常に悪意が感じられます。除脂肪量ハイパーレスポンダー(lean mass hyper-responders:L
多発性嚢胞腎には糖質制限を その3 食事は治療なり
以前の記事「多発性嚢胞腎には糖質制限を その2」で書いた学会発表の研究が論文になりました。それを今回記事にしたいと思います。 対象は平均年齢41歳、平均BMI25.65の常染色体優性多発性嚢胞腎 (ADPKD)患者66人
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その1
我々人類は断続的で時間制限のある摂食パターンに適応してきたことが示唆されています。進化の過程で獲得した代謝は、食べることのできる回数は1回か2回程度、非常に短い時間帯で、糖質もほとんどない食事が初期設定となっています。つ