肝機能検査の項目でALT(GPT)があります。これは一般的に逸脱酵素と言われていて、ALTは肝臓に最も多く分布しており、AST(GOT)と同様に肝臓に障害があると、血液中に漏れ出してきます。 今回の研究では、ALTの値に
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過体重および肥満の代謝機能不全関連脂肪性肝疾患(MASLD)に対する糖質制限の影響
以前の記事「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病名が変わるけど…」で、非アルコール性脂肪肝疾患の病名が代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)に変わることを書きました。そして、当然原因は糖質過剰摂取なので、糖質制限
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病名が変わるけど…
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD:nonalcoholic fatty liver disease)は、以前の記事「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に代わる新たな概念 名前や概念が変わってより糖質過剰症候群で
果糖摂取は肝臓のATP貯蔵量を大きく減少させる
アデノシン三リン酸(ATP)は「生体のエネルギー通貨」と呼ばれ、体内で必要なエネルギーを供給する物質です。果糖(フルクトース)の静脈内に一気に投与すると、肝細胞のATP貯蔵量が一時的に減少します。 どれくらい減少するかと
頸動脈プラークに関係するのはLp(a)よりも血糖値
一般的には心血管系の専門家の間ではLp(a)はアテローム性動脈硬化症の危険因子とされています。しかし、恐らくはLDLコレステロールと同様に本当は大して関係ないと思われます。 以前の記事「最近LDLコレステロールからLp(
果物を食べ過ぎると脂肪肝が悪化する
フルーツは「ヘルシー」という考えが一般的です。しかし、現在の果物はあまりにも甘すぎて、糖質、特に果糖がたっぷり詰まっています。 今回の研究は非常に興味深いものです。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)80人を対象に、
脂肪肝と肝臓以外のがん
脂肪肝(非アルコール性脂肪肝疾患)は非常に増加していますが、それを危険なものだという認識は多くの人が持っていないでしょう。脂肪肝は肥満の成人の病気ではなく、小学生でも脂肪肝の子供もいますし、痩せていても脂肪肝の人はいます
果糖、異性化糖にご注意を
果糖の摂取は、心血管疾患や代謝疾患の危険因子を増加させると考えられています。 異性化糖である高果糖コーンシロップ(果糖ブドウ糖液糖)は近年大量に使用されるようになりました。何も考えずに飲み物、スナック、加工食品などを食べ
ALT(GPT)の上限値は現在の基準値よりももっと低くすべき
肝機能の検査として行われるALT(GPT)は、ウイルス性肝炎、アルコール摂取、薬剤など、さまざまな要因の影響を受けます。さらに世界中で増加している非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)も大きく影響します。しかしながら、検