エリートアスリートの口腔の健康状態は非常に悪いと以前より言われています。ロンドンオリンピックでの調査では、 虫歯(55%)、歯の侵食(45%)、歯周病(歯肉炎76%、歯周炎15%) という、驚く結果でした。(その論文はこ
カテゴリー: 食事
医師なら肥満患者に「太っている」ことを指摘すべき?
太っていることや痩せていることは健康であれば個性の範疇ですが、病気になってしまった場合、その病気によっては太っていることや痩せていることは病態の一部です。だから、病院を受診した肥満の患者に対して「太っている」と指摘するこ
超悪玉腸内細菌は糖質大好き
クロストリジウムディフィシルという「超悪玉」腸内細菌は、健康な人では「善玉」腸内細菌によって抑え込まれますが、抗生剤などの使用や免疫力の低い状態になると、非常に増加し、強い毒素を出し、腸の炎症や重度の下痢などを引き起こし
厳しいカロリー制限で体重減少し糖尿病が寛解…でもその後は?
以前の記事「2型糖尿病は慢性疾患ではない!医療が慢性にしているだけ」で、糖尿病を慢性化させているのは医療であり、食事を改善することにより逆転が可能であると考えられることを書きました。その際に取り上げたLancetの論文は
肥満関連がんはより若い年齢層にシフトしている
肥満に関連するがんとして13のがんが知られています。以前の記事「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」でも書いたように、その13種類は髄膜腫、多発性骨髄腫、食道腺癌、甲状腺、閉経後の乳房、胆嚢、胃、肝臓、膵臓、腎臓、卵
3歳児でも1日10杯の不必要な砂糖を摂取している
糖質過剰摂取は生まれて間もないころから始まっています。小さな子供でも大量の必要のない砂糖を添加した、食べ物や飲み物を頻繁に摂取してしまっています。当然親が与えているのですから、親が考えなければなりません。 今回の研究は日
高タンパク質摂取による有害性は? その3 アスリート
前回の記事「その2」で、タンパク質摂取とmTORの活性化について書きました。その最後の方で最近若いアスリートにがんが多いのでは?ということを書きました。ただ、これは私の印象であり、最近はがんになったことを公表する人が増え
運動はがんのリスクを低下させる
食事は非常に重要ですが、運動も大切です。運動は健康的であり、余暇の時間の活動、運動は死亡率やがんのリスクを低下させると考えられています。 今回の研究では、その運動とがんのリスクの関係を分析しています。余暇の身体活動の最も
高タンパク質摂取による有害性は? その2
人間だけでなく、生物には寿命があります。寿命を全うする前に老化というものがあります。老化の前には成長というものがあります。つまり、人間は生まれた後、成長し、老化し、死ぬのです。 成長の延長線上に老化というものがあります。
糖質制限をしても中性脂肪値が低下しない原因の一つはアルコールである
糖質制限をするとほとんどの人が劇的に中性脂肪値が低下します。しかし、ときに中性脂肪値がそれほど低下しなかったり、上昇する人もいるかもしれません。そのような場合に考えられる大きな原因の一つは、恐らくアルコールでしょう。 糖