以前の記事「大量ビタミンCの毒性」では、水溶性のビタミンであっても、過剰な分はただ排泄されるだけでなく、有害作用を起こす可能性があることを書きました。 栄養素は単独で大量に摂取されるわけではなく、様々な栄養素が様々なバラ
カテゴリー: 食事
大量ビタミンCの毒性
サプリメントや健康食品の健康被害については過小評価されているのではないかと思います。それは、一般の人にとってはサプリメントも健康食品も薬ではなく、食品の一種のように思っている人が少なからずいるからです。だから病院を受診し
人間はみんな自分の体について無知である
私を含め、医師を含め、みんな人間の体のことについては無知です。人間のトリセツは存在していません。部品を組み合わせて作られた機械と違い、人間は複雑な製造過程で自分の体内で、食事から得られた栄養素や自分の体内の部品を分解した
食事のコレステロール摂取量とLDLコレステロール値増加
食事のコレステロール摂取量が増加しても、LDLコレステロール値はほとんど変わらない、と言われています。しかし、これも個人差があるかもしれません。実際に卵をたくさん食べるとLDLコレステロール値が上昇したという方が散見され
ナイアシンは安全か? その1
先日の記事「フェリチンとアルコール」でも書きましたが、有害性がわかった上でそれを敢えて摂取することは何の問題もないと思います。それがたとえ糖質であっても、それは本人の自由です。そして本人の課題です。私が目の前まで行って、
アメリカ人のフェリチン値は?
アメリカでは小麦をはじめ様々な食品に鉄が添加されています。ということは、さぞかしアメリカ人のフェリチン値は高いと想像できると思います。女性なら100以上がほとんど、男性なら200や300は当たり前、と思っていませんか?
糖質制限で筋肉は減らない その1 糖質制限、高タンパク高脂質食の糖新生
糖質制限の反対派はいまだに「糖質制限をすると筋肉が減る!」と言っています。しかし、糖質制限では自ずと高タンパク質、高脂質の食事となります。糖質で摂っていたエネルギーを他の栄養素で摂るためです。タンパク質をいっぱい摂って筋
ドクターシミズのウルトラランナーへの道2019
昨日2019年の6月30日、第34回サロマ湖100キロウルトラマラソンが行われました。今年の完走率は74.2%でした。優勝タイムは男子が6時間25分52秒、女子が7時間32分50秒でした。凄いですね! 今年は少し前に39
変形性膝関節症は糖質過剰症候群である
変形性関節症で最も多いのが膝の変形性膝関節症でしょう。一般的には肥満があり、重力で膝に負担がかかり、膝が変形して痛みが出ると考えられています。しかし、私は著書の「糖質過剰症候群」で書いたように糖質過剰摂取が原因だと考えて
栄養士さん、HDLコレステロールを増加させる食事を教えてください
HDLコレステロールは善玉コレステロールと言われますが、HDLコレステロール値が低い場合、医師や栄養士はどのようにアドバイスをするのでしょうか?まさか、「3食しっかりと、バランス良く食べて!」でしょうか? 増やしたほうが