人間は様々なバイアスに影響を受けます。糖質制限が正しいと思うのも、もしかしたらそうなのかもしれませんし、本当に正しいのかもしれません。それは自分自身で判断するしかありません。もちろん私は糖質制限を正しいと信じています。そ
カテゴリー: 糖質過剰症候群
10の心血管疾患の危険因子はほとんどが糖質過剰摂取によってもたらされる
「アメリカ予防心臓病学会(ASPC)CVD危険因子トップ10 2021アップデート」は非常に興味深いです。毎年更新しているようですが、初めて目にしました。 心血管疾患の危険因子トップ10は、不健康な栄養、運動不足、脂質異
閉経後女性でもポッコリお腹にご注意を
肥満は結腸直腸がんのリスクを高くします。特に内臓脂肪はリスクを高めるでしょう。女性の場合、閉経後に内臓脂肪の蓄積が増加する人が多いようです。 今回の研究では、内臓脂肪の多い閉経後の女性が結腸直腸がんを発症する可能性を分析
運動中のスポーツドリンクは脂肪の燃焼を大きく減らす
肥満を改善するのには、体の脂肪を減らさなくてはなりません。運動すればエネルギーを使うので、脂肪をエネルギーにすれば痩せると思ってしまいます。しかし、多くの人は一時的にエネルギーを使っても、その後に糖質をたっぷり摂取するの
緑内障にはマグネシウムが必要かもしれない
緑内障は失明原因の第1位です。緑内障は単に眼の病気ではなく、拙著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、糖質過剰摂取による神経、代謝的な異常による糖質過剰症候群であり、4型糖尿病と考えています。(「緑内障は糖質制限をすべ
うつ病のセロトニン仮説は根拠なし
病気の原因は様々に見えますが、多くの根本的な原因は食事の誤りだと思っています。しかし、医学はそれぞれの病気にそれぞれの原因を見い出したがります。もちろん、根本ではない原因は様々でしょう。心血管疾患に対するLDLコレステロ
食品への塩の添加頻度と早期死亡の危険性
研究には様々なものがあり、あることを肯定するものもあれば、同時に否定するものも存在します。薬であれば効果があるという研究もあれば、効果なしというものもあるのですが、ほとんどは製薬会社が資金提供をしているので、結果は自ずと
糖尿病における断食と糖質制限食での血糖値やインスリンの変化
2型糖尿病の人では、エネルギー(カロリー)制限食や短期間の断食でも、当然糖質制限でも、そして食事法とは別に体重減少でも血糖値が急速に低下することが示されています。 この主な原因は摂取エネルギーが減少したからなのか、糖質摂
果物を食べ過ぎると脂肪肝が悪化する
フルーツは「ヘルシー」という考えが一般的です。しかし、現在の果物はあまりにも甘すぎて、糖質、特に果糖がたっぷり詰まっています。 今回の研究は非常に興味深いものです。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)80人を対象に、
経口ブドウ糖負荷試験1時間値が異常であれば自律神経の障害を認める
自律神経は交感神経と副交感神経とがあり、自動的にコントロールされています。通常心臓は規則正しく拍動しています。健康な人では心拍にゆらぎがあり、それを心拍変動と言います。この心拍変動が小さくなると、自律神経の機能障害を意味