心血管疾患を予防するための食事療法として、通常はエネルギー(カロリー)控えめで、脂質の摂取量を減らすことが推奨されます。また一方で、小さな危険なLDLであるsdLDLは心血管疾患との強い関連が認められています。 では、低
カテゴリー: HDLコレステロール
インスリン抵抗性と大腸がん
2022年11月23日ワールドカップ日本対ドイツ、歴史的な勝利となりました。おじさんは久しぶりに大興奮しました。なかなか寝付けず、朝起きてもなんかぼーっとした感じ。サウジアラビアのように今日を休みにして欲しかったですね。
インスリン抵抗性と心血管疾患の発症年齢との関連
心血管疾患は本当にLDLコレステロールが原因でしょうか?リスク要因でしょうか?最も危険なのはインスリン抵抗性であり、糖質過剰摂取だと私は考えています。 今回の研究ではベースラインのリスク因子とその後の心血管疾患の発症を年
食事は食後の中性脂肪やコレステロール値にどのような影響を与えるか?
先日コメントをいただきました。 高血糖は高TGを招きますが、摂取したばかりの糖質がTGスパイクの要因になるのでしょうか? TCに関しては、カイロミクロン中のコレステロールが多少存在しますが、食後に上昇しないという認識でよ
低炭水化物食とインターミッテントファスティングの効果
糖質制限とインターミッテントファスティングというタイトルにしたかったのですが、今回の研究は我々のレベルの糖質制限ではありません。中途半端な糖質制限で、いわゆるロカボレベルです。低炭水化物食とインターミッテントファスティン
冠動脈CTにおける無症候性アテローム性動脈硬化症の程度とスタチンの影響
人間の体は進化の過程で様々なメカニズムが確立してきました。そのメカニズムが狂うを症状や病気を発症しやすくなります。そのメカニズムを狂わせているものの一つは間違った食事です。しかし、もう一つ重要なものがあります。それは薬剤
中性脂肪/HDLコレステロール比と冠動脈心疾患のリスク
多くの人はLDLコレステロールに注目しています。もちろん医師の多くもLDLコレステロールの数値に敏感です。しかし、LDLコレステロールよりももっと重要なものがあります。それは中性脂肪とHDLコレステロールです。 そして、
最近LDLコレステロールからLp(a)およびApoBにシフトしてきている その3
「その1」「その2」の続きです。 心血管疾患の予防、リスク軽減には肥満を改善することは重要だと思います。Lp(a)に関しては食事制限、体重減少とどのように関連しているでしょう。 今回の研究では2型糖尿病のある人とない人両
10日間の断食でどうなる?
人類は飢餓との戦いをしてきたので、絶食時間が長くなってもそれに対応できるように進化してきました。様々な疾患は、人類の初期設定に合わないようなものを食べたり、頻回の食事をしたり、一部のものを食べ過ぎたり、など食事の誤りによ
最近LDLコレステロールからLp(a)およびApoBにシフトしてきている その2
循環器領域の専門家はますます過激になっているようにも見えます。LDL、そのものを毒物扱いをする人まで現れました。 “It’s not really about statins any more, it’s about L