多くの人がただ単にLDLコレステロールが高いという理由でスタチンという薬を飲まされています。このスタチンは筋肉障害が高率に起きます。 今回の研究では、アトルバスタチンを80mg/日という高用量で使用した場合の、筋肉のミト
カテゴリー: 病気
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その5 果糖そして塩分
「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。今回もちょっとエビデンス的には非常に弱いです。しかし、実験上で示されているメカニズムから考えて、十分に考えられる根拠だと思っています。 糖質の中でも最も猛毒は果糖です。
化膿性汗腺炎は糖質過剰症候群
慢性的に炎症を起こしているなんて、代謝や免疫が障害されているとしか思えません。そして代謝障害のほとんどは糖質過剰摂取により起こると私は考えています。 化膿性汗腺炎は慢性炎症の皮膚疾患です。糖質過剰摂取によりインスリン過剰
低炭水化物食と心房細動発症のリスク
以前の記事「コレステロールと心房細動の関係」では、コレステロールが低いと心房細動のリスクが増加することを書きました。しかし、世の中には低炭水化物食が心房細動の発症リスクを増加させると主張しているものがあります。では見てみ
内臓脂肪減少薬「アライ」が間もなく発売です
内臓脂肪減少薬「アライ」(公式ホームページはここ)が2024年4月8日にとうとう発売になります。これは薬局で買えるので、売れるかもしれませんね。 当初は抗肥満薬ということだったと思いますが、内臓脂肪減少薬とちょっと変えて
PPIだけでなく別の胃酸を強力に抑える薬(タケキャブ)を使うと胃がんのリスクが増加する
PPI(プロトンポンプ阻害薬)を飲んでいる人は、PPIが胃がんのリスクを増加させることはみなさんよく知っていると思います。(「PPI(プロトンポンプ阻害薬)による胃がんリスクの増加をどれだけの人が知っているであろうか?」
脳卒中における小さな危険なsdLDL
脳卒中と一括りにして言いますが、そこには脳梗塞と脳出血が含まれており、それぞれは全く違う病態に見えます。脳梗塞は血栓などがつまり、脳の虚血が起きます。脳出血は文字通り出血です。真逆に近い感じです。 今回の研究ではLDLコ
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その4 もっと糖質を減らしてみよう
「その1」「その2」「その3」の続きです。私自身の患者の経験では、糖質制限でアルブミン尿は激減します。尿アルブミン/クレアチニン比で300mg/g・CREを超えていた人がおよそ1か月の糖質制限で10以下の正常値になりまし
低脂肪食と糖質制限を比較した歪んだ研究
低脂肪食(高炭水化物食)と糖質制限食を比較した研究はたくさんあります。 今回の研究では、低脂肪食および糖質制限食を制限なく提供して、自由に摂取エネルギー量が得られる場合、どうなるかを実験しています。でも、ちょっと問題があ
ケトン食による糖尿病性牽引性網膜剥離の回復
糖尿病性網膜症で網膜剥離が起きることがあります。 近畿大学の眼科のホームページを見てみましょう。(ここ参照) 牽引性網膜剥離 牽引性網膜剥離は増殖膜という膜により、網膜が引っ張られて剥がれる病気です。こちらも一度剥がれて