アメリカでは鉄分を強化した小麦粉で鉄欠乏を予防しているけど、日本ではそのような強化したものはないから、日本人は鉄欠乏が多いというようなことを言う人がいます。しかし、鉄を強化した結果、アメリカ人の代謝はどうなっていますか?
カテゴリー: 糖尿病
スタチン誘発性末梢神経障害
コレステロールは神経にとって非常に重要です。以前の記事「コレステロールの低下は2型糖尿病の末梢神経障害を悪化させる」で書いたように、コレステロールの低下は、糖尿病の末梢神経障害を助長、悪化させる可能性があります。そして、
降圧薬は高尿酸血症、痛風のリスクを上げる
コレステロールが高くなればすぐにスタチンなどを処方され、血圧が高くなれば降圧薬を投与されます。血糖値が高くなれば血糖値を下げる薬、尿酸値が高くなれば尿酸を下げる薬の処方が検討されるでしょう。 でも、コレステロールを下げる
GLP-1受容体作動薬の自殺念慮のリスク
以前の記事「糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その2 自殺リスク」で書いたように、米国食品医薬品局有害事象報告システム(FAERS)によると、2018年以降にGLP-1受容体作動薬のセマグルチドを服用して
SGLT2阻害は老化細胞を除去し病的な老化を軽減する?
糖尿病薬の比較的新しい薬である、SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬について、最近多くの有益性を示す研究が出されています。マーケティングの一部だと思いますが。これらの薬の有益性は、メトホルミン以外の他の糖尿病薬があま
牛乳って危ない? その3
「その1」「その2」の続きです。前回は様々なこれまでの研究で、多くの疾患および全原因死亡で牛乳はリスク増加を示し、ほとんどの研究で発酵乳はリスク減少を示していることを書きました。 そのメカニズムについて、今回は書きたいと
若い男性におけるメタボリックシンドロームと痛風発症リスクの関係
痛風って痛いのでしょうね。私はなったことがないので、どのくらい痛いかは想像でしかわかりません。でも、痛風って尿酸値ばかり関連性を取り上げられますが、尿酸値が高いからと言って痛風発作が必ず出るわけではありませんし、逆に痛風
冠動脈疾患のプラークの急速な進行はLDLコレステロールではなく高血糖および低HDLコレステロールと関連している
心臓の冠動脈のプラークが増加するのは、本当にLDLコレステロールによるものでしょうか?もしそうであれば、冠動脈疾患のプラークの進行も、LDLコレステロールに関係しているはずです。 今回の研究では、安定冠動脈疾患がわかって
2型糖尿病に対する長期低炭水化物食は血糖コントロールに有効ではないというとんでもない研究
京都の某大学からまた変な研究が出ました。著者の結論から言うと、長期の低炭水化物食は2型糖尿病患者の脂質異常症の治療における有効性を示唆していますが、患者の血糖コントロールのためには有効ではなく推奨するものではありません、
LDLコレステロールが低くても全原因死亡や心血管疾患死亡リスクが上がる
LDLコレステロールは低ければ低いほど有益であると信じている人たちがいます。 今回の研究では、35歳から75歳、平均年齢56.1歳の3,789,025人を対象を、病歴とアテローム性動脈硬化性心血管疾患リスクに基づいて、低