医師はスタチンを処方する側ですが、処方される側になることもあるでしょう。スタチンを信じている医師は多いので、躊躇なく飲んでいる医師もいるでしょう。 今回の研究では、アメリカの現役医師と引退した医師に発生するスタチンの有害
カテゴリー: 糖尿病
いよいよ明日、11月23日(日・祝日)に東京で講演会を行います
いよいよ明日になりました。11月23日に東京で講演会を行います。 2年前と同じく、江部先生の日本糖質制限医療推進協会主催の講演会でお話しさせていただくことになりました。江部先生にご指名いただき非常に光栄です。 以下は江部
SGLT-2阻害剤によるリアルワールドの副作用
医療の中では、SGLT-2阻害剤は素晴らしい薬のようにもてはやされています。糖尿病の薬としてだけでなく、心不全や慢性腎臓病の薬としても適応が増えています。そのからくりは別として、このSGLT-2阻害剤はやっぱり薬であり、
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その13 胆嚢炎および胆石症
このシリーズはなかなか尽きません。もう「その13」です。 今回の研究では、GLP-1受容体作動薬による胆嚢炎、胆石症です。 FDA有害事象報告システム(FAERS)データベースのデータを用いて、報告オッズ比(ROR)、比
心血管代謝疾患とそれに伴う心血管イベントリスク
糖尿病、高血圧、脂質異常症は、心血管疾患イベントの発生率を高めると考えられています。しかし、それらの個別の心血管イベント発生リスクとの関連性はどうでしょうか? 今回の研究では、40歳以上の133,572人を対象に、心血管
前立腺肥大症は糖質過剰症候群
中年や高齢になると前立腺肥大が起きるのは仕方がないと思っているかもしれません。しかし、恐らく前立腺肥大は単なる加齢性の変化ではなく、糖質過剰症候群でしょう。 よく、前立腺肥大の原因として、「男性ホルモンであるテストステロ
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その12 精神科的有害事象
GLP-1受容体作動薬の副作用シリーズも「その12」になりました。「その11」ではうつ病、不安、自殺行動のリスクについて書きましたが、今回はそれ以外での精神科的な有害事象についてです。 今回の研究では、FDA有害事象報告
鉄を減らせばインスリン抵抗性が改善する
貧血になるほどの鉄欠乏は有害です。しかし、むやみやたらに鉄サプリを飲んでいると、それも有害になる可能性があります。特に糖尿病や耐糖能異常がある場合には鉄を減らした方が良いでしょう。 今回の研究では、献血者と献血経験のない
抗肥満薬治療における投薬中止後の体重の推移
GLP-1受容体作動薬を使ったダイエットを行っているクリニックはボロ儲けでしょうね。体重は減少するかもしれませんが、痩せた状態を維持するには薬がやめられません。まさに薬漬け状態、薬物依存状態です。 それにしても、薬を使っ
SGLT2阻害薬の下肢切断リスクは恐らくあるでしょう
糖尿病の薬、SGLT2阻害薬は良いことばかりが強調されています。もちろん、これまでの他の糖尿病薬と比較すると良いのかもしれません。しかし、リスクについてはあまり目にしません。一時期のスタチンのような感じがして、気持ち悪い