朝食を抜くと血糖値が上昇しやすくなるという方がいます。朝食を摂った場合に昼食後の血糖値の上昇が抑えられ、朝食を抜くと血糖値スパイクが大きくなるというもので、一般的にはセカンドミール効果と言われています。 朝食を食べること
カテゴリー: 糖尿病
すい臓がんの初期症状としての糖尿病
糖尿病には1型、2型があるのはご存じだと思います。アルツハイマー病を3型と呼ぶ人もいます。現在では、すい臓がんによって引き起こされる新規発症糖尿病を「3c型糖尿病」と呼んでいます。「3c型糖尿病」は膵原性糖尿病とも呼ばれ
みなさんの血液検査データ2020 集計 その10 血糖値とHbA1c
今回は血糖値とHbA1cです。 これまでの集計結果は→「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」「その8」「その9」 一般の人のデータは空腹時というわけではないので、糖質制限のみなさんのデータ
高血糖は反応性の高い血小板増加を引き起こす
糖尿病では血栓性合併症を起こすことが珍しくありません。高血糖は肝臓でのトロンボポエチンの増加をもたらすと考えられています。 トロンボポエチンは血小板の前駆細胞の巨核球の増殖および分化に関与し、血小板の形成を促進します。そ
心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その2
以前の記事「心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その1」ではアテローム動脈硬化症のプラークと糖尿病の関係について書きました。 アテローム性動脈硬化症の最も重篤な症状である急性冠症候群(AC
みなさんの血液検査データ2020 集計 その6 中性脂肪/HDLコレステロール比
以前の記事「心血管疾患リスクを抑えるためにLDLコレステロールを下げることはほとんど意味がない」ではLDLコレステロールは数値ではなく、質が重要だということを書きました。 その質を見極める一つの指標は中性脂肪/HDLコレ
心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その1
虚血性心疾患は、一般的にアテローム性動脈硬化で、血管の内壁にLDLコレステロールなどが蓄積して、隆起(プラーク)が形成され、そのプラークが血管内で成長して血流が悪くなったり、プラーク破裂や血栓によって、血管が狭くなったり
みなさんの血液検査データ2020 集計 その1 背景
今回の血液データのご提供のお願いに対して、209名の方からデータをいただきました。 この場を借りて深く御礼申し上げます。 なお、まだデータの募集は続けています。まだ入力していない方は是非データのご提供お願いいたします。
高脂肪食はすい臓や胆嚢に負担になるか? その2
先日の「その1」では高脂肪食がすい臓の負担増にはならないことを書きました。 今回は胆嚢です。胆嚢の負担が増加するとすれば、胆石について考えるのが良いと思います。 そういえば、前回のその1の急性膵炎の原因としてもっとも多い
空腹時高血糖はすい臓がんの発生率を増加させる
すい臓がんは日本において死亡数が多い部位の順位で、男性で第4位、女性で第3位、男女計で第4位のがんです。そして5年生存率は10%にも満たないのです。 アメリカでは現在、肥満に関連したがんが比較的若い世代に急激に増加してい