マグネシウムは非常に重要なミネラルですが、血中濃度があまり変化せず、その不足を感知することが難しいのが難点です。 しかし、糖尿病では特にマグネシウムが欠乏しやすく、またマグネシウム不足はインスリン感受性を低下させると考え
カテゴリー: 薬剤
ビタミンCなどの抗酸化物質は運動によるインスリン感受性の増加作用を無効にしてしまう
前回の記事「とにかく可能な限り動きましょう」では、安静は有害であり、インスリン抵抗性を増加させることを書きました。糖尿病などでインスリンの感受性を高めるために運動を取り入れている方も多いと思います。 しかし、その運動の効
十分なタンパク質を摂っていれば、ロイシンの効果はない
BCAA(分岐鎖アミノ酸)には、バリン、ロイシン、イソロイシンが含まれていますが、特にロイシンが筋肉を合成するのに重要だと考えられています。アスリートなどではこのロイシンやBCAAを多く含むサプリメントなどを使っている人
血糖値の変動が動脈硬化、プラークを進行させる
飽和脂肪酸について、コメントをいただきました。 はじめまして いつも興味深く拝見させていただいております。 先生のご意見はいつも確証に基づいているのでうなずけます。 質問なのですがサイトに既に掲載してあれば申し訳ありませ
減塩食品があるのに増マグネシウム食品はなぜないのか?
フルマラソン後のこむら返りに対してコメントをいただきました。 こむら返り、筋肉の痙攣ですよね。医学の知識はないですが、理系の人間ですので、コメントさせてください。 最近、マグネシウムについて勉強して、サプリも試しています
多剤併用どうにかならないか?
ペインクリニックの外来で初診の患者さんが来ると、困ることが多々あります。それは物凄い数の薬をすでに飲んでいることです。多剤併用(ポリファーマシー)と言いますが、新たに何か薬を処方することが躊躇われてしまいます。 厚労省の
アセトアミノフェンは感覚、感情を低下させるかもしれない
一般的には鎮痛薬のアセトアミノフェンは安全と考えられていますが、本当でしょうか?日本では比較的少ない量で投与されているので、もしかしたら問題が少ないのかもしれません。 欧米ではかなりの量のアセトアミノフェンを使用していま
オメガ3のDHAはLDL粒子を大きくしLDLコレステロールを増加させる
血液検査のデータに関してコメントをいただきました。 清水先生、おはようございます。 最近、血液検査をしたのですが、前回から2ヶ月程度経っています。 その間、ほぼ完全な糖質制限をしていたのはもちろんですが、毎日、イワシ水煮
塩分制限で起こる程度の血圧低下なら炭水化物をタンパク質で置き換えることでも得られる
以前の記事「塩分制限で起こる程度の血圧低下ならタンパク質摂取量を増やすことでも得られる」では、タンパク質の摂取量を増やすことでいくらかの血圧低下が得られることを書きました。 今回は、無作為化比較試験のメタ分析で食事性タン
ALT(GPT)の上限値は現在の基準値よりももっと低くすべき
肝機能の検査として行われるALT(GPT)は、ウイルス性肝炎、アルコール摂取、薬剤など、さまざまな要因の影響を受けます。さらに世界中で増加している非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)も大きく影響します。しかしながら、検