BMIは世界的に最も普及している指標と言えます。しかし、筋肉量、体脂肪率や内臓脂肪量が適切に考慮されていません。内臓脂肪の増加はインスリン抵抗性を増加させ、糖尿病発症を促進するでしょう。腹囲は内臓脂肪の蓄積を簡便に評価で
カテゴリー: 糖質制限
脳の老化は中年期からの脳のインスリン抵抗性で起きる 予防は60代では手遅れかも
多くの人は認知機能が低下し始めて、慌てて認知症が起きないように、または進まないようにどうしたらいいか、悩みます。高齢になって脳を若返らせる方法はありません。 脳の老化は、ブドウ糖代謝低下、脳の萎縮、脳血管疾患、βアミロイ
「75歳・超人的健康のヒミツ 「スーパー糖質制限」の実践」を読みました
糖質制限の第一人者、江部康二先生が新著「75歳・超人的健康のヒミツ 「スーパー糖質制限」の実践 (光文社新書)」を上梓されました。早速読ませていただきました。 江部先生も後期高齢者なんですね。まさに超人的な江部先生。その
内臓脂肪の冠動脈疾患への影響
いまだに心臓の冠動脈のプラークは、高コレステロールが原因と信じている人もいるでしょう。そのような人は容易に不必要なスタチン内服を受け入れてしまいます。プラークの中にコレステロールが存在するから、原因がコレステロールにある
スタチンは頻尿の原因にもなる膀胱痛症候群/間質性膀胱炎と関連している
今回の記事ですが、実はこれ、結構多いのではないかと思っています。非常に多くの人が無駄にコレステロール値を下げられています。スタチンを飲まないと、血管が詰まるとか、死んでしまうとか脅されて。 しかし、スタチンは様々な副作用
またまたコレステロールパラドックス
医療の世界は都合が悪いことはパラドックスと呼びます。前提が間違っていることは認めません。 コレステロールは高い方が長生きですが、医療の世界ではコレステロールは悪者です。コレステロールが高い人が長生きしてしまっては自分たち
ケトン食は脳の悪性腫瘍の神経膠芽腫(グリオブラストーマ)の生存率を圧倒的に高める
グリオブラストーマ(膠芽腫)は、脳腫瘍の中でも最も悪性度の高い悪性腫瘍の一つです。発症からの生存期間中央値は約1年程度であり、2年生存率30%以下、5年生存率8%以下とされます。(ここ参照) 今回の研究では、34歳から7
スタチンは腎臓病のリスクを上げる
以前の記事「日本でも末期腎疾患患者の肥満が増加している」でも書いたように、慢性腎臓病(CKD)のガイドラインでは、「動脈硬化性疾患予防の観点より,CKD 患者でも健常者と同様に脂質の%エネルギー摂取比率は 20〜25%と
胃食道逆流症と耳鳴りの関連性
耳鳴りの正確なメカニズムは不明であると考えられています。さて、胃食道逆流症(GERD)と耳鳴りって関係があるのでしょうか?実はあるようです。 今回の研究では、669,159人を対象に、胃食道逆流と耳鳴りの関連性を調べまし
薬の副作用はどこまで話すべきか?
副作用のない薬はありません。しかし、時間的な制約もあり、医師も全ての副作用について詳細に話している時間はありません。また、全ての副作用を把握もできているわけでもありません。 どこまで副作用を説明すべきか、迷うこともしばし