またアメリカは糖質制限を推奨する動きが強まりました。以前の記事「アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!」で書いたようにアメリカの糖尿病学会が糖質制限を認めたのに続いて、今度は心臓病学会で
カテゴリー: 糖質制限
症例報告ですがケトン食は慢性閉塞性肺疾患を改善するかもしれない
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は喫煙率の低下もあり、年々死亡者数が減少しています。死因としての順位もベスト10には入らなくなりました。しかし、2020年の死亡数は16,127人とまだまだそれなりの人数がいます。COPDは呼
食後中性脂肪(TG)スパイクに注意
食後に高血糖になる血糖値スパイクは少しずつ認識されてきています。それを抑えるために食べる順番であるとか、食べる炭水化物の種類など様々な提案がなされていますが、そもそも糖質を摂らなければ血糖値スパイクは起きません。 私はそ
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)はかなり危険な検査かもしれない
糖尿病の診断に用いられる経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)は通常、75gのブドウ糖を含んでいます。75gですよ? コカ・コーラには100mlあたり11.2gですから、500mlのペットボトルでも56.5gです。それよりもさ
新型コロナウイルス重症化と基礎疾患
新型コロナウイルス感染による重症化、死亡は基礎疾患があるとリスクが増加すると言われています。アメリカの悲惨な状況はこの基礎疾患を持つ人がものすごく大量に存在しているからかもしれません。 今回はアメリカの新型コロナウイルス
GIなんてやっぱりあてにならない
私自身はグリセミックインデックス(GI)とグリセミック負荷(GL)をあまり気にしていません。というよりも信頼していません。 食品、食事、健康における炭水化物の血糖との関係を考えることは重要だと思いますが、GIが使えるほど
微アルコールはアルコールが低くても糖質いっぱい
ノンアルコールのビールというのは何となく理解できます。運転はしたいけどビールを飲んだ気持にもなりたい場合、特にみんなでお酒を飲むときに1人だけ飲めないときなどニーズはありそうです。しかし、最近妙なCMを見ました。微アルコ
糖質制限と血中の脂質の変化
いまだに多くの人が脂質摂取が体脂肪の増加および心血管疾患のリスクの原因だと思っています。しかも医師ですら同様です。中性脂肪を下げるためには脂質摂取を減少させる必要があるのでしょうか? 低脂肪食と糖質制限食を比較すると、こ
肥満は熱中症になりやすい
近年、アメリカの軍隊に入る新人兵士の肥満化が問題になっているようです。以前の記事「アメリカの兵士のケトン食」で書いたように、ちょっと古いですが、現役兵士の中で肥満と診断された兵士の数は、1998年には兵士全体の1.6%に