変形性膝関節症の有病率は、40歳以上で見ると男性42.6%,女性62.4%だそうです。本当にこんなに多いのかどうかはわかりませんが、当然そのすべてに治療が必要な状態ではないでしょう。 この変形性膝関節症は日本整形外科学会
年: 2022年
アメリカ心臓協会が出した非アルコール性脂肪肝疾患についての声明で糖質制限を推奨
日本人でも脂肪肝、アルコールを飲まない人の非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は増加していると思います。患者さんに「脂肪肝ですね」というと、多くの人は恥ずかしいのか、深刻に思っていないのか苦笑いします。 ある脂肪肝の患
勃起不全(ED)はバイアグラで治療する?
日本のED(勃起不全)有病者数調査2019というのがありました。(ここ参照) 1998年の調査 2019年の調査 30歳〜79歳のED有病者数(全国推計) 30歳〜79歳のED有病者数(全国推計) 軽度型ED 約1,38
糖質制限は胃食道逆流症を改善する
胃食道逆流症、逆流性食道炎は糖質過剰症候群です。以前の記事「糖質制限と逆流性食道炎の改善」で書いたように、糖質制限をすれば多くの人は胃食道逆流が改善します。 今回の研究も糖質制限と胃食道逆流症との関連についてです。PPI
タンパク質摂取と血糖値
かなり以前ですが、コメントをいただきました。 私はBUN31.2 クレアチン0.46なのでBUN/クレアチン比がゆうに20を超えます。 水分は一日3リットル 糖質30gタンパク質150g脂質110gの糖質制限食をおこなっ
糖質摂取と軽度認知障害、認知症の関連
アルツハイマー病は3型糖尿病と言われています。認知症は糖質過剰症候群だと考えています。 今回の研究では、ベースラインで認知的に正常であった937人の高齢者(年齢中央値79.5歳)を追跡(追跡期間中央値3.7年)しました。
非空腹時の中性脂肪値とLDLコレステロール値と心不全リスク
血液検査の中性脂肪値は空腹時に検査するのが理想的です。それは、食事の影響を強く受け、比較的長時間その影響が続くからです。 では、絶食時ではない中性脂肪値は当てにならないのでしょうか?以前の記事「食後中性脂肪(TG)スパイ
アメリカの若者にも広がる糖質過剰症候群
糖質過剰症候群はすでに成人の問題ではありません。これだけ子供の頃から毎日糖質過剰摂取をしているので、これからもどんどん若年化していくでしょう。 アメリカの1999年から2018年までの平均年齢15.5歳(12〜19歳)の
食後血糖値に対する食後の歩行の効果
糖質を摂取したときに食後のウォーキングが有効であると聞いたことがあるかもしれません。食後のウォーキングは食後血糖値の上昇を抑えてくれると考えられています。 実際にはどうなんでしょう。 今回の研究では、平均年齢25歳、BM
心不全における塩分制限は無意味
心不全は塩分とは関係がないと私自身は考えています。心臓のエネルギーはほとんどが脂肪酸、そしてケトン体であり、ブドウ糖はわずかです。しかし、糖質過剰摂取ではブドウ糖をエネルギーにせざるを得ないので、不安定なエネルギー供給が