胃食道逆流症、逆流性食道炎は糖質過剰症候群です。以前の記事「糖質制限と逆流性食道炎の改善」で書いたように、糖質制限をすれば多くの人は胃食道逆流が改善します。 今回の研究も糖質制限と胃食道逆流症との関連についてです。PPI
月: 2022年4月
タンパク質摂取と血糖値
かなり以前ですが、コメントをいただきました。 私はBUN31.2 クレアチン0.46なのでBUN/クレアチン比がゆうに20を超えます。 水分は一日3リットル 糖質30gタンパク質150g脂質110gの糖質制限食をおこなっ
糖質摂取と軽度認知障害、認知症の関連
アルツハイマー病は3型糖尿病と言われています。認知症は糖質過剰症候群だと考えています。 今回の研究では、ベースラインで認知的に正常であった937人の高齢者(年齢中央値79.5歳)を追跡(追跡期間中央値3.7年)しました。
非空腹時の中性脂肪値とLDLコレステロール値と心不全リスク
血液検査の中性脂肪値は空腹時に検査するのが理想的です。それは、食事の影響を強く受け、比較的長時間その影響が続くからです。 では、絶食時ではない中性脂肪値は当てにならないのでしょうか?以前の記事「食後中性脂肪(TG)スパイ
アメリカの若者にも広がる糖質過剰症候群
糖質過剰症候群はすでに成人の問題ではありません。これだけ子供の頃から毎日糖質過剰摂取をしているので、これからもどんどん若年化していくでしょう。 アメリカの1999年から2018年までの平均年齢15.5歳(12〜19歳)の
食後血糖値に対する食後の歩行の効果
糖質を摂取したときに食後のウォーキングが有効であると聞いたことがあるかもしれません。食後のウォーキングは食後血糖値の上昇を抑えてくれると考えられています。 実際にはどうなんでしょう。 今回の研究では、平均年齢25歳、BM
心不全における塩分制限は無意味
心不全は塩分とは関係がないと私自身は考えています。心臓のエネルギーはほとんどが脂肪酸、そしてケトン体であり、ブドウ糖はわずかです。しかし、糖質過剰摂取ではブドウ糖をエネルギーにせざるを得ないので、不安定なエネルギー供給が
内臓脂肪と中性脂肪と冠動脈疾患のリスク
メタボリックシンドロームは冠動脈疾患のリスクを増加させると考えられています。当然です。メタボは糖質過剰症候群ですから。ご存じのようにメタボの診断基準は次のようです。 メタボリックシンドロームの診断基準 1. 腹囲 男性8
昼寝の時間が長くなることは認知症の前兆である可能性
高齢の方は比較的昼寝をしている人も多いのではないでしょうか?若年層を対象にした昼寝の研究では、昼寝が認知機能にとって有益なことが示されているようですが、これは糖質過剰摂取状態の人の場合です。糖質制限をすれば昼寝がほとんど
アメリカの食事ガイドライン2020の諮問委員会のメンバーの利益相反
我々の食事のガイドラインは様々な研究を検討して、科学的根拠に基づいて決められているという幻想を持っている人もいるかもしれません。しかし、世の中はそれほどクリーンではありません。 2020年から2025年のアメリカの食事ガ