ネズミさんの実験結果をそのまま人間に当てはめる人がいまだに多くいます。それが専門家と名乗る人だと一般の人は騙されてしまいます。(「まだネズミと人間の違いがわからないのでしょうか?」参照) 糖質制限は低炭水化物高脂質食にな
年: 2023年
効果を維持するためにはやっぱりやめることができないGIP/GLP-1受容体作動薬
2型糖尿病治療薬として使用されるGLP-1受容体作動薬ですが、チルゼパチド(商品名:マンジャロ)というGLP-1受容体に加えてグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体にも作用する薬があります。(マン
厚労省や各学会が推奨するPFCバランスは2型糖尿病ではどうなっているの?
厚労省が推奨する3大栄養素のPFCバランスはタンパク質13~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%です。そして、医療で使うほぼすべての学会のガイドラインでは、この比率を重要視しています。本当にこれが健康的なバラン
除脂肪体重ハイパーレスポンダーの糖質制限によるLDLコレステロール上昇と冠動脈疾患リスクの関連
以前の記事「糖質制限でLDLコレステロールが大きく上昇する人の特徴」で書いた、LDLコレステロール200mg/dL以上、HDLコレステロール80mg/dL以上、および中性脂肪70mg/dL以下である「除脂肪体重ハイパーレ
映画のご紹介 必見です
今日は映画のご紹介です。 この映画には、かわいいキャラクターも、ワクワクするストーリーも、ドキドキするロマンスも、お腹を抱えて笑えるコメディも何もありません。 でも、正義と悪は登場します。 まだ見ていないのであれば、必見
双子を対象とした雑食とビーガン食の心臓代謝への影響
どうしてもビーガンが健康的であると言いたい人がいます。 今回の研究では、一卵性双生児を対象として、雑食(つまり普通の食事)またはビーガン食で検査データがどうなるかを調べています。 参加者は22組の双子44人(平均年齢39
ナイアシンとインスリン抵抗性
以前の記事「ナイアシンは安全か? その1」で、ナイアシンの耐糖能に対する有害性について書きました。ナイアシン5年間で当初非糖尿病患者43人あたり、1人が糖尿病を患うことになります。これはスタチンと同様かそれ以上です。(ス
運動の質とHDLの質
以前の記事「運動の質とHDLコレステロール」では、有酸素運動がHDLコレステロール増加には最も適していることを書きました。 では、運動の質によりHDLの質に違いがあるのでしょうか? 今回の研究では、全国レベルのアスリート
糖質制限とSGLT2阻害薬 どっち?
糖尿病治療の世界ではSGLT2阻害薬が現在一押しでしょう。しかし、この薬の効果を認めれば認めるほど、糖質制限の素晴らしさを認めざるを得なくなってきています。あれだけケトン体を悪者扱いしていたのに、SGLT2薬の効果のメカ
糖質制限とビタミンD
ビタミンDの低下は様々な疾患に影響を与えると考えられています。 ビタミンD(25(OH)D)の血中濃度は過体重の人(36ng/mL)と比較して、肥満の人(19ng/mL)の方が低くなっています。(この論文参照)25(OH