糖質過剰症候群 – ページ 11 – ドクターシミズのひとりごと

糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症予防は？

以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…」「糖尿病診療ガイドライン2024ではエネルギー摂取量の制限が推奨されているが…」では、糖尿病になったときのガイドラインでの食事療法について書き

様々な精神疾患は糖質過剰症候群です。進化の過程で本来は食べることのほとんどなかった糖質を大量に摂取している現代で脳に様々な影響が起きることは不思議ではありません。今回の研究は症例報告です。エビデンス至上主義では、エビデ

以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…」でも書いたように、2024年5月、日本糖尿病学会の診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されました。もともと糖尿病学会はエネルギー制限を推奨していま

2024年5月、日本糖尿病学会の診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されました。その中で注目すべきは食事療法の炭水化物制限の項目です。（図はこのガイドラインより）やっとここまで来ました。「炭水化物制限は有効」の文字がガイド

閉経後の女性は、特に乳がんリスクが上がると考えられます。もちろんがんのエサは糖質なので、糖質過剰摂取は非常に危険です。今回の研究では、閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がんの関連について調べています。22,837人の閉経

GLP-1受容体作動薬は様々な副作用があります。（「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」参照）今回は勃起不全（ED）です。Proceedings of the 24th Annual F

肺がんは2019年の統計で罹患者数で男女合わせて全体の2位です。（1位は大腸がん）2022年のがん死亡数の順位では、肺がんは全体で第1位です。（下の図、および順位のデータはここより）上の図のように、死亡率は緩やかに減少

急性の冠動脈疾患、心血管疾患はLDLコレステロールが高い人に起きるわけではありません。（「LDLコレステロール値は役に立たない」「急性冠症候群のLDLコレステロールは低い方が死亡リスクが高まる」「LDLコレステロールは心

久しぶりに糖質制限否定派の研究が出てきました。糖質制限をすることの不安を煽ってきますね。でもやっぱりいつもの通りの非常に質の低い研究となっているように思えます。この研究では、糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇し、

これまでも何度も取り上げているTyGインデックスですが、今回は認知症との関連です。（「中性脂肪値と血糖値だけで様々な疾患のリスクを評価できる」など参照）今回の研究では、TyGインデックスと認知障害および認知症との関係を