冠動脈疾患をはじめ心血管疾患は糖質過剰症候群です。それらの疾患を患った時に、診察した医師が「どんな食事をしているか?」をちゃんと聞いているでしょうか?「インスリン抵抗性」という言葉を発する医師がどれほどいるでしょうか?
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ED(勃起不全)と糖尿病
ED(勃起不全)は糖質過剰症候群です。立たなくなってきたら、もうすでにかなり進行していると考えた方が良いでしょう。 今回の研究では、EDと糖尿病の関連を分析しています。対象は18歳から40歳(平均年齢28.3歳)の231
日本人でも低コレステロールは肝臓がんの死亡リスクを増加させる
以前の記事「空腹時血糖とコレステロールと肝臓がんのリスク」では、高血糖、低コレステロールが肝臓がんのリスクを高めることを書きました。 今回の研究では日本人における、BMIと総コレステロールと肝臓がんのリスクについて分析し
糖尿病におけるタンパク質と糖質同時摂取でのインスリン増加
古い食事の研究は結構面白いことが行われています。最近の研究ではなぜかあまりありません。 タンパク質ではインスリン分泌が増加するのですが、グルカゴン分泌も同時なので血糖値の変化はほとんどありません。しかし通常タンパク質だけ
空腹時血糖とコレステロールと肝臓がんのリスク
糖質はがんのエサです。血糖値の上昇はがんのリスクを増加させるでしょう。また、以前の記事「LDLコレステロールが高いとがんのリスクは低下する」で書いたように、コレステロールの低下はがんのリスクを増加させるでしょう。LDLコ
LDLコレステロールは心血管代謝危険因子ではない
脂質異常症の診断基準は現在次の表のようになっています。(表はここより) LDLコレステロール 140mg/dL以上 高LDLコレステロール血症 120~139mg/dL 境界域高LDLコレステロール血症 HDLコレステロ
糖質制限での遊離脂肪酸の増加
糖質制限をするとLDLコレステロールと共に遊離脂肪酸も増加します。恐らく糖質をエネルギーにしないので、常にエネルギー源である脂肪酸を循環させているのではないかと思います。 今回の研究では32人の健康な(?)肥満の人(平均
子供へのPPI(プロトンポンプ阻害薬)は感染リスクを増加させる
PPI(プロトンポンプ阻害薬)のネキシウムには日本でも小児への適応があります。なんと1歳以上です。大丈夫なの?と思ってしまいます。人間にとって胃酸分泌は初期設定であり、重要なメカニズムです。それに小さなころから逆らってし
糖尿病でも前糖尿病より正常を目指そう
糖尿病のHbA1cは6.5以上であり、前糖尿病(糖尿病予備群)は6以上6.5未満です。5.6以上6未満は正常高値と言われているものです。HbA1cだけで糖尿病の診断はできませんが、できれば、もちろんですが5.6未満が望ま