冠動脈疾患のプラークの急速な進行はLDLコレステロールではなく高血糖および低HDLコレステロールと関連している
心臓の冠動脈のプラークが増加するのは、本当にLDLコレステロールによるものでしょうか?もしそうであれば、冠動脈疾患のプラークの進行も、LDLコレステロールに関係しているはずです。 今回の研究では、安定冠動脈疾患がわかって
2型糖尿病に対する長期低炭水化物食は血糖コントロールに有効ではないというとんでもない研究
京都の某大学からまた変な研究が出ました。著者の結論から言うと、長期の低炭水化物食は2型糖尿病患者の脂質異常症の治療における有効性を示唆していますが、患者の血糖コントロールのためには有効ではなく推奨するものではありません、
2週間でも肉と鶏肉制限の食事をすると血中のコエンザイムQ10が低下する
パリオリンピック連日選手が頑張っていますね。あまり興味はないのですが。あまりに商業化され、ドブのようなセーヌ川を泳がされる選手にように、選手のための大会になっていなかったり、変な開会式があったり、毎回毎回誤審が騒がれたり
猛暑での脱水にビールやコーヒーは良くない? その3
「その1」「その2」の続きです。今回はコーヒーについてです。以前の記事「適度な量のコーヒーでは脱水にはならない」では、4~5mg/kg程度のカフェインを含むコーヒーは進行性の脱水をもたらさないことを書きました。 ある研究
2次予防におけるスタチン使用と再発心血管イベントの発生率
一般的にはスタチンは心血管疾患を予防してくれる薬だと信じられています。そうであるのであれば、心血管疾患の発生率が大幅に減ってもおかしくないですが、現実はどうでしょうか? 今回の研究では、1999年から2013年までの二次
暑い気候での運動で発汗、水分状態、塩分はどうなる?
連日暑い日が続いています。40℃を超えるなんて、ビックリですね。 夏の暑い中スポーツをすることは大変ですね。非常に激しいスポーツである、サッカーの試合を暑い気候の中行うと、選手たちの水分状態はどうなるのでしょうか? 今回
長期断食によるケトーシス
長期に断食を行った人の非常に興味深い研究がありました。ブヒンガー・ウィルヘルミ・クリニックというところで断食プログラムに参加した18歳から91歳の1610人のデータです。 断食プログラムの参加者全員は断食前に健康診断を受
猛暑での脱水にビールやコーヒーは良くない? その2
「その1」では、ビールが脱水を悪化させるかどうかについて書きました。今回は高齢者についてです。高齢になると脱水のリスクが高くなると言われています。そしてアルコールやコーヒーが利尿作用のため脱水を悪化させるとしたら、高齢者
LDLコレステロールが低くても全原因死亡や心血管疾患死亡リスクが上がる
LDLコレステロールは低ければ低いほど有益であると信じている人たちがいます。 今回の研究では、35歳から75歳、平均年齢56.1歳の3,789,025人を対象を、病歴とアテローム性動脈硬化性心血管疾患リスクに基づいて、低
猛暑での脱水にビールやコーヒーは良くない? その1
連日の猛暑、札幌でも30度以上の日が続いています。夕方でも30度くらいあるなんて、かなり札幌でも珍しいのではないでしょうか?そんな中でランニングをするのは結構大変です。でも暑い中を走るのは好きです。 先日夕方に1時間ちょ