新型インフルエンザのときにはA型インフルエンザウイルスに対するワクチンが接種されました。以前の記事「もう一度新型インフルエンザの年を振り返ることにより見えてくるもの」で書いたようにそのときには高齢者がワクチンの犠牲になっ
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スタチンではないコレステロールを低下させる薬ゼチーアの効果はこんなもの?
エゼチミブという下を噛みそうな名前のコレステロール低下薬であるゼチーアですが、スタチンと違い、小腸において胆汁性および食事性のコレステロール吸収を大きく阻害する薬です。これによりLDLコレステロールは低下します。 以前の
インスリンとスルホニルウレアは心血管イベントを増加させる
アメリカでは糖尿病の第1選択薬はメトホルミンです。 第2選択の糖尿病薬の開始による心血管イベントの発生はどのようになるのでしょうか? DPP-4阻害薬(ジャヌビア、エクア、ネシーナなど)、GLP-1受容体作動薬(ビクトー
血糖値スパイクは冠動脈のプラークを不安定にするかもしれない
スタチンを飲んでいるにもかかわらず、多くの人は冠動脈疾患のリスクが減少しません。実際にはスタチンの使用している人の冠動脈の状態は血糖値スパイクに大きな影響を受ける可能性があります。 今回の研究では、経皮的冠動脈形成術(P
慢性腎臓病とコレステロールと死亡率
慢性腎臓病を有している人では心血管イベントの発症率が高く、ステージが上がるにつれリスクが高くなります。 (図はこの論文より) 上の図は横軸がGFRであり、ステージで言えば、左からステージ1+2、一番右がステージ5です。明
冠動脈疾患はLDLコレステロール値ではなくフィブリノゲン値と関連している
狭心症、心筋梗塞などの冠動脈疾患は未だにLDLコレステロールが高いことにより起きると信じている人がいます。アテローム性動脈硬化症のプラークの中に確かにLDLコレステロールは存在していますが、存在することと原因であることに
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は心筋梗塞のリスクを増加させるかもしれない
現在、どれほど多くの人がPPI(プロトンポンプ阻害薬)を長期に使用しているでしょう。 急性冠症候群でクロピドグレルが処方されますが、PPIはこのクロピドグレルの効果を減弱するようです。 急性冠症候群により治療を受けて、退
フルマラソンは心臓の負担を増加させるかもしれない
健康のためにランニングをしている人も多いでしょう。私もランナーですが、フルマラソンのような非常に長距離のレースは過酷であり、本当に健康に良いのか有害かははっきりしないところもあります。 今回の研究では10km、ハーフマラ
糖尿病性腎症はビタミンB群のサプリで悪化するかもしれない
ビタミンBは非常に重要なビタミンです。ビタミンCと並んでビタミンB群をサプリメントで摂取している人も多いと思います。 糖尿病性腎症では、高ホモシステイン血症が頻繁に観察されます。ビタミンB群(葉酸、ビタミンB6、およびビ
絶食時ではない中性脂肪値上昇も危険性がある
中性脂肪値の増加を心配する方も多いと思います。しかし、必ずしも10時間以上の絶食を経ずに血液検査を受ける場合もあるでしょう。その場合の中性脂肪値が何の参考にもならないかと言うと、そうではありません。 非絶食時の中性脂肪値