食後血糖値の上昇のしやすさとして、グリセミックインデックス(GI)とグリセミックロード(GL)というのがあります。GIはブドウ糖のGIを100としています。GLは、食品に含まれている炭水化物の量をGIに加味した指標で、G
タグ: 血糖値スパイク
食後中性脂肪(TG)スパイクに注意
食後に高血糖になる血糖値スパイクは少しずつ認識されてきています。それを抑えるために食べる順番であるとか、食べる炭水化物の種類など様々な提案がなされていますが、そもそも糖質を摂らなければ血糖値スパイクは起きません。 私はそ
空腹時ではない随時血糖値と様々な疾患のリスク
糖尿病は心血管疾患のリスクが非常に高いですが、糖尿病ではない人において、高血糖はどれほど糖尿病で良く起きうる合併症を起こすでしょうか? 今回の研究では、メンデルランダム化解析(最近メンデルランダム化の論文がやたら多い気が
結構久しぶりの糖質制限否定の記事だけど その5 日本人の玄米と白米の研究
「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。しつこいですがその5です。突っ込みどころが多くてある意味面白い記事です。記事はこれです。記事には次のように書かれています。 「日本で行われたクロスオーバーデザインのRC
結構久しぶりの糖質制限否定の記事だけど その4 茶色い炭水化物「玄米」
今回も「その1」「その2」「その3」の続きです。もちろん、突っ込む記事はこれです。ロサンゼルスにはチェリーがいっぱい実っているようです。 今回は茶色い炭水化物の玄米についてです。 この記事の4ページ内容を読むと次のように
結構久しぶりの糖質制限否定の記事だけど その1
東洋経済オンラインでは、江部先生の糖質制限の記事を載せたり、糖質制限反対派の記事を載せたりしています。どちらの側にも付いているわけではないのでしょうけど、どちらが正しいかは雑誌社が決めることではなく、読む側が決めれば良い
糖質過剰摂取で空腹になりやすく、糖質制限で空腹になりにくい理由
食欲というものは調整することが難しいと思っている人もいるかもしれません。しかし、糖質制限を始めると空腹感が起きにくくなります。それは血糖値の変動が少ないからだと思いますが、今回の研究ではそれを証明しています。 この研究で
糖尿病や糖尿病予備軍は軽度認知機能障害から認知症になるスピードを加速させる
アルツハイマー病は3型糖尿病だと考えています。糖質過剰症候群です。糖質過剰摂取を続けていれば、認知症リスクは非常に高まってしまいます。 軽度認知障害の状態から認知症になるまでのスピードは、糖質過剰摂取を続けているとどうな
エリートアスリートは血糖値の変動が大きいかもしれない
前回の記事「極端な運動はミトコンドリアの機能障害につながる可能性がある」では、極端な運動が耐糖能障害やミトコンドリアの機能障害につながる可能性があるのでは、ということを書きました。 一般的には、アスリートはインスリンの感