前回の記事に質問を頂きました。HbA1cが正常なのに、暁現象が認められるということです。 スーパー糖質制限をしている時の朝の空腹時血糖値についてお尋ねします。 2年半ほどスーパー糖質制限を行っています。かかりつけのクリニ
タグ: 血糖値スパイク
経口ブドウ糖負荷試験の30分値
糖尿病の診断で行う経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)で、2時間後血糖値が200mg/dl以上の場合、糖尿病型であるとしています。 しかし、その前の時間帯、30分値、1時間値も非常に重要です。 1時間値に関しては、以前の記事
肥満は筋肉のインスリン抵抗性がなくてもインスリン分泌の増加と関連している
インスリン分泌増加は肥満をもたらします。以前の記事「インスリン増加が先か肥満が先か?」でも書いたように、肥満になったからインスリン抵抗性が増加してインスリン分泌が増えたわけではなく、インスリン分泌が先です。 今回の研究で
糖尿病の低GI/低GL食はほとんど効果がない
食後血糖値の上昇のしやすさとして、グリセミックインデックス(GI)とグリセミックロード(GL)というのがあります。GIはブドウ糖のGIを100としています。GLは、食品に含まれている炭水化物の量をGIに加味した指標で、G
食後中性脂肪(TG)スパイクに注意
食後に高血糖になる血糖値スパイクは少しずつ認識されてきています。それを抑えるために食べる順番であるとか、食べる炭水化物の種類など様々な提案がなされていますが、そもそも糖質を摂らなければ血糖値スパイクは起きません。 私はそ
空腹時ではない随時血糖値と様々な疾患のリスク
糖尿病は心血管疾患のリスクが非常に高いですが、糖尿病ではない人において、高血糖はどれほど糖尿病で良く起きうる合併症を起こすでしょうか? 今回の研究では、メンデルランダム化解析(最近メンデルランダム化の論文がやたら多い気が
結構久しぶりの糖質制限否定の記事だけど その5 日本人の玄米と白米の研究
「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。しつこいですがその5です。突っ込みどころが多くてある意味面白い記事です。記事はこれです。記事には次のように書かれています。 「日本で行われたクロスオーバーデザインのRC
結構久しぶりの糖質制限否定の記事だけど その4 茶色い炭水化物「玄米」
今回も「その1」「その2」「その3」の続きです。もちろん、突っ込む記事はこれです。ロサンゼルスにはチェリーがいっぱい実っているようです。 今回は茶色い炭水化物の玄米についてです。 この記事の4ページ内容を読むと次のように
結構久しぶりの糖質制限否定の記事だけど その1
東洋経済オンラインでは、江部先生の糖質制限の記事を載せたり、糖質制限反対派の記事を載せたりしています。どちらの側にも付いているわけではないのでしょうけど、どちらが正しいかは雑誌社が決めることではなく、読む側が決めれば良い