TMAOについてコメントをいただきました。 清水先生いつも糖質制限についての考察をありがとうございます。 糖質制限に関連して質問があるのですが、赤肉などに含まれるカルニチンが腸内細菌-肝臓代謝を経てTMAOとなり、アテロ
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糖質制限
運動していれば肥満でも健康?
太っていても健康的な人はいるのでしょうか?運動していれば肥満の有害性は帳消しになるのでしょうか? 今回の研究ではBMIと身体活動の程度と心血管疾患リスク因子である高血圧、高コレステロール血症、糖尿病になる可能性を分析して
糖尿病の胃の血流と消化管潰瘍とPPI(プロトンポンプ阻害薬)
高血糖、糖尿病では様々な組織の血流が低下します。当然胃の血流が悪くなります。胃粘膜の微小循環は糖尿病で有意に低下しているという報告もあります。(ここ参照) そうすると、糖尿病では出血性の消化管潰瘍のリスクも高くなると思わ
肥満の女性は頭蓋内圧亢進のリスクが高い
頭痛を起こす病気は様々あります。その中で頻度は多くはありませんが、特発性頭蓋内圧亢進症というのは、次のような症状があります。(ここ参照) 特発性頭蓋内圧亢進症は、頭蓋骨内部の圧力(頭蓋内圧)の上昇を特徴とします。この病気
ウーロン茶は脂肪の燃焼を増やすかもしれない
糖質制限をしていれば、体の脂肪を燃やすことは当たり前の現象です。しかし、糖質過剰摂取では脂肪を燃焼するかどうかは気になるところかもしれません。 私は普段コーヒーもたくさん飲みますが、お茶はウーロン茶が多いです。 今回の研
比較的若い女性の冠動脈性疾患のリスクはインスリン抵抗性で6倍、糖尿病で10倍
冠動脈疾患の危険因子の主役はいまだLDLコレステロールだと思います。そこにはLDLコレステロールを低下させる薬が存在することが最も強く影響していると考えられます。 しかし、LDLの質は全く考えられていません。 また、危険
ベジタリアンは終末糖化産物(AGEs)が増加してしまう
野菜や果物がヘルシーだと洗脳されている人も多いので、ベジタリアンやビーガンは健康的な食事だと思う人もいるかもしれません。しかし、以前の記事「ビーガンは酸化ストレスが増加する」で書いたように、ビーガンでは酸化ストレスが増加
内臓脂肪が新型コロナウイルスの重症化と関連している
肥満と単に言っても、全てが同じではありません。逆にBMIが正常範囲内であっても、肥満ではないとも言えません。それは内臓脂肪が関連しています。 BMIが正常範囲内でも内臓脂肪だけ多い人はかなりの割合存在していると思います。
高血糖が逆流性食道炎をもたらすメカニズム その2 高血糖と高インスリン血症は胃腸の動きを低下させる
人間は恐らく進化の過程の中で、高血糖はもう満腹を意味していたのだと思います。というか、高血糖自体がほとんど起きていなかったと思います。だから血糖値が少し上昇した時点ですでに摂食を抑制する働きが起きているはずです。 低血糖
急性冠症候群とインスリン抵抗性
心血管疾患はLDLコレステロールが犯人のように扱われていますが、実際には糖質過剰症候群だと思います。 今回の研究では、急性冠症候群を起こした人697人をインスリン抵抗性によってグループ分けしました。 糖尿病と診断されてい