以前の記事「内臓脂肪指数(VAI)を計算してみよう」で書いたように、VAIは様々な心血管、代謝疾患と関連しており、その指数の増加は様々な疾患のリスク増加と関連すると考えられています。 今回の研究では、27,921人の日本
タグ: 糖質制限
糖質制限
アラキドン酸は本当に炎症を促進するのか?
以前の記事「糖質制限のメタボリックシンドローム改善効果 たった1か月でこの違い!」の最後で書きましたが、糖質制限をすると細胞膜を形成する主成分のリン脂質や血中の脂肪酸に含まれるアラキドン酸が増加します。 感覚的にはアラキ
活動性の低下によって失ったものは簡単には戻らない
入院生活は非常に活動が低下します。もちろん、ケガで動けなかったり、体調の悪化でベッドでの安静を余儀なくされることもあるでしょう。しかし、可能であれば、以前の記事「とにかく可能な限り動きましょう」で書いたように、できる限り
内臓脂肪指数(VAI)を計算してみよう
内臓脂肪指数(Visceral Adiposity Index:VAI)というものがあります。このVAIは様々な心血管、代謝疾患と関連しており、その指数の増加は様々な疾患のリスク増加と関連すると考えられています。 様々な
生理不順の女性は糖質制限をすべき
女性の生理の周期の不順や40日以上の長い周期は65歳未満で死亡する早死のリスクを増加させるかもしれません。 今回の研究では、女性看護師を対象として、青年期(14〜17歳)および成人初期(18〜22歳)、29〜46歳の現在
ケトン体はタンパク質分解を抑制して合成を促進するかもしれない
糖質制限をするとケトン体が増加します。また、一部の人は筋肉が分解されてエネルギーとして使われるのではないかと危惧しています。 ケトン体と筋肉のタンパク質の分解、合成はどのようになっているのでしょうか?かなり古い論文ですが
夜間低血糖にご注意を
先日の記事「機能性低血糖に気づきましょう」では、機能性低血糖について書きましたが、その機能性低血糖についてコメントをいただきました。 昨日の機能性低血糖ですが、 糖質制限を始める前、よく寝汗を掻くことがありました。夜中に
機能性低血糖に気づきましょう
糖尿病がなく、普段の健康診断でも問題ない人では、時折起こる低血糖症状は問題ではなく、健康な人とみなされているかもしれません。というよりも、不快な症状が低血糖症状であることに本人も医師も気づいていないかもしれません。 機能
とにかく可能な限り動きましょう
私の外来を受診する患者さんの中で、時々「痛みで2~3日安静にしていた」という方がいらっしゃいます。私はそんなとき「できる限り安静にしないでください」、「できる限り動いてください」と言います。 特に高齢者では安静にしている
「老化」という便利な言葉
外来の診療を行っているときに、私の患者さんはほとんどがどこかの病院、どこかの科をすでに受診した状態でいらっしゃいます。その患者さんに話を聞くと、その症状の原因について「老化」だと説明された、ということが少なくありません。