糖尿病の薬の実力なんて大したことありません。糖尿病の薬で代表的なもの、メトホルミンおよびSGLT2阻害剤のエンパグリフロジンと5:2 間欠的断食ダイエットを比較してみましょう。 5:2 間欠的断食ダイエットというのは、食
タグ: 糖質過剰症候群
2型糖尿病では糖尿病薬を飲んでも死亡率は低下しない
糖尿病で薬を飲んでいる人も多いでしょう。糖尿病では高血糖などにより血管に悪影響を与えるため、心血管疾患が増加します。まあ、糖尿病も心血管疾患も糖質過剰症候群なので当たり前ですが。糖尿病の薬が効果を発揮できるとすれば、心血
フリースタイルリブレを使った人体実験 その27 夏バテ予防にうなぎ?
マスコミは夏には盛んに、うなぎが夏バテ予防に効果があるようなことを言い続けます。本当に夏バテに効果があるかどうかは非常に疑問です。 そして、日清が「謎うなぎ」なるものを発売しました。「気候変動と人口増による食料危機に備え
糖尿病患者以外の人によるフリースタイルリブレ(持続血糖測定器)の使用
今年のサロマ湖ウルトラマラソンでは久しぶりにフリースタイルリブレを使いました。センサーがリブレ2になり、非常に精度や安定感が増したように思います。レース時には他にもリブレを使っている人がいました。もちろんレース中、運動中
専門のクリニックで治療として糖質制限を受けた人の代謝変化
日本の医療で、肥満外来ではどんな治療が行われているのか詳しくは知りません。当然食事指導、運動を推奨し、現在ではGLP-1製剤を処方するのでしょう。以前の記事「食欲抑制薬の臨床データはある意味凄い!」で書いたサノレックス(
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクとGI(グリセミックインデックス)
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクと炭水化物割合」では、たどり着けなかったので、今回は2つ目のポイント「炭水化物の質的指標である GI (glycemic index) または GL (g
キシリトールと心血管疾患リスク
以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」で、取り上げた研究を発表したグループが、今度はキシリトールのリスクの研究を出してきました。 歯医者さん推奨のキシリトールですが、全身への影響はどうなのでしょうか?
片頭痛の治療のための糖質制限
糖質制限をすると多くの片頭痛が改善します。そしてケトン食と片頭痛の改善を示した研究はいくつもあります。 古典的なケトン食では、脂質と非脂肪(炭水化物+タンパク質)の比率は通常、3:1または4:1です。つまり、脂質の摂取量
LDLコレステロールを強力に低下させるPCSK9阻害薬の重篤な有害事象と死亡
高LDLコレステロールの治療薬としてPCSK9阻害薬という薬があります。現在市販されている2つのPCSK9阻害薬であるエボロクマブとアリロクマブは、LDLコレステロールを53~59%低下させます。凄いですね。さぞかしスタ
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクと炭水化物割合
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症予防は?」下の図の1つ目のポイントについて書きました。 今回は2つ目のポイントについてです。「炭水化物の質的指標である GI (glycemic index)