高齢者による自動車事故が増加しています。しかし、その原因の一部は医療にもあります。医師が処方する薬には副作用があり、運転のパフォーマンスを低下させる薬もあるからです。ただでさえ認知機能や判断力、瞬発性が低下する年齢で、さ
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薬で弱らされている高齢者
多くの高齢者は非常にたくさんの薬を飲んでいます。もちろん、医師が処方していて、患者も良かれと思い飲み続けています。その中で最も代表的な薬の一つが血圧を下げる降圧薬でしょう。 血圧が高いことは心血管疾患のリスクになりますが
たくさん薬を飲んでいるのは処方カスケードではありませんか?
高齢者ともなれば、山のように薬を飲んでいる人が珍しくありません。いわゆるポリファーマシー、多剤併用の状態です。どうしてそうなってしまうかというと、もちろん高齢者では様々な症状が出てきてもおかしくはないのですが、一方で一つ
高齢者の総コレステロールと死亡リスク
今日の夏井先生の記事に紹介されていたギャグ漫画「名古屋以外全部壊滅」は名古屋出身の私にとっては最高でした。 「キットカットカットカントカンカッタノニナンデカットカンカッタン?」 「オミャーガキットカットカットカントカンテ
処方薬が減ると高齢者の摂食量が増加
以前の記事「多剤併用どうにかならないか?」でも書いたように、本当に患者のみなさんは、ものすごい種類の薬を併用しています。私はときに「こんなに飲んでいては、薬だけでお腹いっぱいですね」と言っていますが、本人としては医師が飲
昼寝の時間が長くなることは認知症の前兆である可能性
高齢の方は比較的昼寝をしている人も多いのではないでしょうか?若年層を対象にした昼寝の研究では、昼寝が認知機能にとって有益なことが示されているようですが、これは糖質過剰摂取状態の人の場合です。糖質制限をすれば昼寝がほとんど
比較的若い頃での脂質と血糖値はアルツハイマー病に関連する
アルツハイマー病は糖質過剰症候群であり、3型糖尿病です。現代のように糖質過剰摂取を続けているとますます認知症の人が増加するでしょう。 今回の研究は私は驚きはしませんが、糖質過剰摂取をしている人は驚く結果でしょう。認知症は
手根管症候群は糖質過剰症候群
手根管症候群は比較的一般的な疾患です。しかし、手根管症候群の患者は、肥満になる可能性が1.77倍、糖尿病になる可能性が3.02倍です。(ここ参照) 今回の研究ではインスリン抵抗性と手根管症候群の関連を調べています。(図は
糖尿病予備軍でもアルツハイマー病と有意に関連
以前の記事「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標ってこれで良いのだろうか?」でも書いたように、日本糖尿病学会の高齢者の血糖コントロールの目標値は超緩く、HbA1c7未満であり、低血糖を招く薬を使用している場合は、8未満でし