非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は日本でも増加しています。しかし、多くの人、しかも多くの医師もあまり気にしていないように見えます。明らかな脂肪肝でない限り、ほとんど指摘を受けていません。現在、肝臓の肝細胞の5%以
カテゴリー: LDLコレステロール
糖質制限によるLDLコレステロール激増の良い意味での症例報告
n=1、つまりたった一人の症例報告は医療の世界ではエビデンスとしては認められませんが、全てはn=1から始まります。また、あることに反応する人と反応しない人がいます。反応する人の方が少ない場合、大人数集めたときに反応しない
非空腹時の中性脂肪値とLDLコレステロール値と心不全リスク
血液検査の中性脂肪値は空腹時に検査するのが理想的です。それは、食事の影響を強く受け、比較的長時間その影響が続くからです。 では、絶食時ではない中性脂肪値は当てにならないのでしょうか?以前の記事「食後中性脂肪(TG)スパイ
心不全における塩分制限は無意味
心不全は塩分とは関係がないと私自身は考えています。心臓のエネルギーはほとんどが脂肪酸、そしてケトン体であり、ブドウ糖はわずかです。しかし、糖質過剰摂取ではブドウ糖をエネルギーにせざるを得ないので、不安定なエネルギー供給が
内臓脂肪と中性脂肪と冠動脈疾患のリスク
メタボリックシンドロームは冠動脈疾患のリスクを増加させると考えられています。当然です。メタボは糖質過剰症候群ですから。ご存じのようにメタボの診断基準は次のようです。 メタボリックシンドロームの診断基準 1. 腹囲 男性8
日清食品の完全栄養食プロジェクトは糖質過剰
カップヌードルで有名な日清食品が完全栄養食プロジェクトというものをやろうとしています。日本を未病対策先進国へ、と壮大な目標を掲げています。 しかし、その中身は、いまだに「オーバーカロリーで健康被害が起きている」と言ってい
スタチンの効果はほんのわずか
「コレステロールは低いほど良い」と思っている人がいまだに多くいます。しかも一般の人だけでなく、医師にもいるので非常に問題です。 スタチンが開発、販売されて、この「コレステロールは低いほど良い」という考えは定説化してしまい
LDLコレステロールと糖尿病の関連
LDLコレステロールと糖尿病の関連は実に不思議です。糖質制限をすると少なくない割合の人がLDLコレステロールが上昇します。爆上がりする人も珍しくありません。私の上昇しています。しかし、人体の中の代謝は一つだけで独立してい
HDLコレステロールと糖尿病リスク
糖尿病の人はほとんどHDLコレステロール値が低下しています。HDLコレステロールと糖尿病発生率との関連はどれくらいあるでしょうか? 今回の研究では1,462人、ベースラインの平均年齢は68.81歳を対象に、追跡期間は中央
低炭水化物食でがんのリスク増加という研究の記事に対する医師のコメントは?
最近、ロカボマークの商品が本当に増えましたね。一定の糖質制限にはなっているので、ロカボを完全に否定するつもりはありません。しかし、そのマークに書かれている言葉がおかしいと思います。「おいしく楽しく適正糖質」と書かれていま