「その1」「その2」「その3」「その4」の続きです。今回もちょっとエビデンス的には非常に弱いです。しかし、実験上で示されているメカニズムから考えて、十分に考えられる根拠だと思っています。 糖質の中でも最も猛毒は果糖です。
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化膿性汗腺炎は糖質過剰症候群
慢性的に炎症を起こしているなんて、代謝や免疫が障害されているとしか思えません。そして代謝障害のほとんどは糖質過剰摂取により起こると私は考えています。 化膿性汗腺炎は慢性炎症の皮膚疾患です。糖質過剰摂取によりインスリン過剰
脳卒中における小さな危険なsdLDL
脳卒中と一括りにして言いますが、そこには脳梗塞と脳出血が含まれており、それぞれは全く違う病態に見えます。脳梗塞は血栓などがつまり、脳の虚血が起きます。脳出血は文字通り出血です。真逆に近い感じです。 今回の研究ではLDLコ
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その4 もっと糖質を減らしてみよう
「その1」「その2」「その3」の続きです。私自身の患者の経験では、糖質制限でアルブミン尿は激減します。尿アルブミン/クレアチニン比で300mg/g・CREを超えていた人がおよそ1か月の糖質制限で10以下の正常値になりまし
コレステロールと心房細動の関係
LDLコレステロールはいまだに悪玉扱いです。LDLコレステロールは低ければ低いほど良いと思っている医師もいるでしょう。 一方、心房細動は臨床現場で最も一般的な不整脈です。ある研究では心房細動は女性の心血管イベント3倍、、
アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加する その3 糖質を減らしてみよう
「その1」「その2」の続きです。アルブミン尿は糖質過剰摂取で増加すると考えられます。糖質摂取で、インスリン分泌が増加し、インスリン抵抗性が高くなるほどアルブミン尿は増加します。 では、糖質を減らしてみたらどうなるかの研究
糖質制限でsdLDLが減少する
LDLコレステロールは数値を気にしても仕方がないと思います。数値よりも質を気にした方が良いと思います。LDLコレステロールのリポタンパクLDLは小さな危険なLDL(sdLDL)と大きな健康的なLDLがあります。もちろん2
インスリン抵抗性の代謝スコア その1
インスリン感受性の低下は、末梢のインスリン抵抗性としてよく知られており、末梢組織におけるインスリン作用が効きにくい状態であり、高インスリン血症、脂質および耐糖能の障害を引き起こします。これまでもインスリン抵抗性の指標はい
糖尿病と内臓脂肪と冠動脈プラークの関連性
心臓の冠動脈の脆弱な非石灰化プラークは、有害な冠動脈イベントを引き起こす破裂のリスクが高くなります。そして内臓脂肪の量は、脆弱な冠動脈プラークの特徴と密接に関連していると考えられています。 糖尿病がある人とない人では、冠
糖質制限とBMIと飽和脂肪酸摂取量とLDLコレステロール
糖質制限ではLDLコレステロール上昇は珍しくありません。もちろん個人差がありますが、LDLコレステロールの変化は何に関連しているのでしょうか? 今回の研究では、1日あたり炭水化物摂取量が130g未満を糖質制限として、いく