子宮頸がんワクチンの裏

以前の記事「子宮頸がんワクチンの有害性 その1」「その2」では、子宮頸がんワクチンの様々な有害性を書きました。子宮頸がんのワクチンには裏があるように感じています。

女性のHPV疾患予防のためのガーダシルの臨床開発プログラムからの生物製剤ライセンス申請(BLA)に提出された結果に関するワクチンおよび関連生物製剤諮問委員会(VRBPAC)の議論についての文書があります。 (実際の文書はここ) これは未公開の文書だったのですが、2008年に非営利団体Judicial Watchが情報公開法(FOIA)によるリクエストで公表されました。(ここ参照)

この文書では、HPVワクチンのガーダシルはHPV16と18に関連するCIN2+の予防にほぼ100%の効果を示しました。すべての研究にわたる、すべての高リスクHPV関連のCIN2+の結果はたった16.9%に過ぎませんでした。統計的に有意差はありませんでした。しかし、HPV全体で考えたらあまり有効性がないのかもしれないことを示唆しています。その意味では重要でしょう。(図は上述の文書より)

さらに、この文書での問題は他にもあります。ワクチン接種前にワクチンと関連ある型のHPVに持続感染した形跡、つまりHPV陽性がPCRおよび血清反応で示 されている女性は、CIN2/3または更に悪い症状になる件数が増える可能性があることを示しています。

上の図の右側のグレーの部分に注目すると「-44.6%」となっています。これはガーダシルの効果がプラセボと比較して-44.6%、つまり、ガーダシル投与群ではCIN2/3以上の前がん病変の発生率が44.6%高かったという意味になるのです。しかし、これも有意差がありません。だから統計学的には、ガーダシル接種と前がん病変の発生率には関連性があることを示す統計学的な根拠があるとは言えないのです。数が少なすぎるためこのような結果になったと思われますが、それにしても、もしかしたら本当にガーダシルが子宮頸がんを増加させてしまう可能性があることを示唆しています。ガーダシルは安全性が非常にグレーなのです。ちゃんとした判断がされていない状態で、世界各国で接種が続いています。ワクチン接種前にすでに性交渉の経験があり、HPVに感染している場合は、ワクチンは逆に危険かもしれないのです。

また、論文にはなっていないので根拠は弱いですが、アメリカがん研究協会の年次集会の発表によると、次のような結果を示す研究がありました。対象は20~26歳でHPV有病率についてワクチン接種群と非接種群を比較しています。(ここ参照)

 有病率(95%CI)a調整有病率(95%CI)ワクチン接種対非ワクチン接種
 ワクチン接種(n = 80)予防接種なし(n = 512) モデル1 bモデル2 cモデル3 d
すべてのHPV70.7(59.1-82.3)56.1(50.2-62.0)1.26(1.05-1.52)1.28(1.05-1.55)1.24(1.02-1.52)1.21(0.99-1.48)
低リスクタイプ41.6(30.4-52.8)40.3(34.0-46.5)1.03(0.77-1.38)1.06(0.76-1.47)1.03(0.72-1.45)0.96(0.68-1.37)
高リスクタイプ63.6(51.4-75.7)44.5(39.1-49.9)1.43(1.14-1.79)1.34(1.07-1.69)1.30(1.06-1.60)1.26(1.03-1.53​​)
HPV 6、11、16、または1810.8(2.2-19.4)19.7(15.8-23.7)0.55(0.26-1.15)0.48(0.23-1.01)0.46(0.22-0.93)0.42(0.21-0.87)
HPV 6または1105.6(3.5-7.7)0   
HPV 16または1810.8(2.2-19.4)15.9(12.1-19.7)0.68(0.32-1.45)0.57(0.27-1.21)0.54(0.26-1.12)0.51(0.25-1.04)
非ワクチン型68.6(57.1-80.2)53.9(47.9-60.0)1.27(1.05-1.54)1.28(1.05-1.57)1.25(1.02-1.54)1.21(0.98-1.48)
非ワクチン低リスクタイプ41.6(30.4-52.8)38.1(31.9-44.4)1.09(0.81-1.46)1.11(0.79-1.56)1.08(0.76-1.55)1.02(0.71-1.47)
非ワクチン高リスクタイプ61.5(49.4-73.7)39.7(34.7-44.7)1.55(1.22-1.98)1.47(1.15-1.88)1.43(1.14-1.79)1.38(1.11-1.71)
a:有病率は、サンプルの重みを使用して重み付け。
b:モデル1は、年齢、人種/民族、教育、収入、喫煙状況、および婚姻状況について調整。
c:モデル2は、モデル1の変数と性感染症および生涯の性的パートナーの数に合わせて調整。
d:モデル3は、過去12か月のモデル2の変数と性的パートナーの数に合わせて調整。

すべてのHPVで見ると、ワクチン接種群の方がHPV有病率が高くなってしまっています。さらに、高リスクタイプのHPVの有病率も高くなっているのです。確かにワクチン接種群は、ワクチンの効果があるとされている4つの種類のHPVだけを見てみると約半分の有病率ですが、ワクチンに含まれないタイプのHPV、特に高リスクタイプのHPVの有病率を高めてしまうのです。

オーストラリアは2007年にHPVの予防接種プログラムを導入した最初の国の1つです。それ以来高い予防接種率を達成しているそうです。しかし、以前の記事「世界中で起きている子宮頸がん発生率の異様な推移」で書いたように、なぜか2007年以降オーストラリアでは子宮頸がんが増加しています。ワクチンによる影響はないのでしょうか?

(図はこの論文より)

上の図は22か国における子宮頸がん、HPV-16 / 18有病率などを示しています。(何年のデータかは書かれていませんが、論文が2011年のものなので、少なくとも2010年以前のデータだと思われます。)発展途上国と先進国では全く状況が異なっています。ほとんどの先進国では10万人あたりの死亡率は2以下です。その各国の死亡率ランキングの13~17位でしかありません。一方発展途上国では10万人当たり10を超え、30以上の国もあります。そしてそれらの国の死亡率ランキングの1位または2位なのです。多くの先進国ではワクチン接種開始前より子宮頸がんの発症率はどんどん低下していたのです。なんとしてもワクチンで発症率を低下させる意味がどれだけあったのでしょうか?

上の図は様々なワクチンの10万回の接種当たりの副作用の割合を示しています。詳細は省略しますが、最も左がHPVワクチンのサーバリックスです。副作用の数の圧倒的な違いに驚いてしまいます。

(図はこの論文より)

上の図は、2012年3月25日の時点でワクチン有害事象報告システム(VAERS)に報告された、アメリカの他のすべてのワクチンと比較した、ガーダシルに関連する年齢調整有害反応(ADRs)です。上から全体、深刻、死亡、生命を脅かす、永続的な障害、長期入院、救急受診です。数値は左からHPVワクチンのガーダシル、すべてのワクチン、ガーダシルのワクチン全体に対する年齢調整有害反応の割合です。そうすると、アメリカのワクチンでの有害反応の中で、46%がガーダシルによるものであり、特に深刻な副作用や死亡者の6割以上がガーダシルによるものです。永続的な障害が残るケースの場合はなんと80%以上にもなるのです。

効果持続の期間はどうでしょうか?(図はこの論文より)

上の図はサーバリックスとガーダシルによる抗HPV-18 抗体力価を示しています。横軸は期間です。効果持続はサーバリックスでは75~76か月後でも自然感染力価をかなり上回っているのですが、ガーダシルは18か月で自然感染力価と有意差がなくなります。(ただし、HPV-16に関しては60か月後でも有意に自然感染力価を超えていました。)ガーダシルはピークを迎えた後急速に効果が低下し、5年後には35%がHPV-18に対する測定可能な抗体を持っていないことになるのです。

上の図はガーダシルのHPV-6とHPV-11の抗体の力価を示しています。HPV-6の方は18か月、HPV-11の方は12か月で自然感染力価と差がなくなっています。つまり、1年から1.5年で抗体は低下してしまい、感染のリスクさらされるのです。意味あるのでしょうか?

上の図は各国の子宮頸がんの罹患率です。(図はここを参照)日本は他国と比較すると2倍前後の罹患率です。だから、ワクチンを接種すべきである、と言うべきなのかは不明です。先ほども書いたように、ほとんどの国はワクチン接種前からすでに低い発症率だったからです。子宮頸がん予防に対するワクチンの効果は不明です。希少がんは「新規に診断される症例の数が10万人あたり年間6例未満のがん」と定義されていますが、多くの国ではワクチン接種以前から子宮頸がんは希少がんになるかならないかの程度の数だったのです。

HPVワクチンに関しては不明な部分が多すぎるのではないでしょうか?不明なのか隠されているのか?情報が適切に提供されて、ワクチンを摂取すべきかどうかを自分で判断すべきでしょう。情報は完全にオープンにされるべきです。

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コメント

  1. 金子 芳幸 より:

    定量科学の正しさの根拠は、確率論と「大数の法則」です。が、サンプル数が数百では「大数の法則」は適用できません。そして、サンプルは「限りなく同じもの」であることが「大数の法則」の前提ですが、ヒトは、一卵性双生児以外は遺伝子が違いますし、一卵性双生児でも環境要因で遺伝子の発動が決まるので、「限りなく同じもの」では有りません。そこで、ヒトをサンプルにする場合は、同一民族同一世代で100万単位のサンプル数で無いと、「大数の法則」は適用できないと思いますよ。それ以下は人体実験と思った方が良いと思います。
    詳しくは以下に書きました。
    「薬やワクチンの危険、無過失賠責保険は無理!?」
    http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20160319/1458357812

    • Dr.Shimizu より:

      金子 芳幸さん、コメントありがとうございます。

      ゆっくりとサイトを読ませていただきます。