肥満に関連するがんは非常に増加しています。(「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」参照)そして、肥満関連がんはより若い年齢層にシフトしています。(「米国の若年成人における肥満関連がんの割合の急激な増加」「肥満関連がん
投稿者: Dr.Shimizu
ブログをご覧の皆様へ 血液検査データ提供のお願い2020
私のブログをご覧の皆さまへのお願いがあります。 当ブログで自分自身の血液検査データを何度か公表してきましたが、たった一人のデータなのでそこからわかることは非常に限られています。そこで、いつもブログを読んでくださっている皆
脂質異常症の分類の前提は糖質過剰摂取
リポタンパク質の分画を測定している方はあまりいないと思いますが、コメントで分画について質問をいただきました。ありがとうございます。 清水先生、いつも勉強させていただいています。 以前の記事を読み返している中で、LDLとリ
糖質オフ×プチ断食のW効果でやせる! 不調が消える! 予約開始です
糖質オフ×プチ断食のW効果でやせる! 不調が消える! という本が7月10日に刊行となります。またもや私の裸体が表紙を飾っています。(恥ずかしい!) 今回は監修です。 完全なスーパー糖質制限食ではなく、ゆるめの「糖質オフ」
肥満の人の脳のインスリン抵抗性
肥満の人では、様々な臓器がインスリン抵抗性になっていると考えられます。恐らく脳のインスリン抵抗性も高くなっているために、食物摂取の調節が上手くいっていない可能性も高いと思います。 視床下部には摂食行動を促進する摂食中枢と
朝食時の週12個の卵はLDLコレステロールを増加させず、収縮期血圧の低下に関連
卵は本当にコレステロール値を増加させて、心血管疾患のリスクとなるのでしょうか?最近の、6大陸、50カ国にまたがる約17万7000人を対象とした3つの調査を統合的に分析した研究でも、卵の摂取量と心血管疾患の発症率や死亡率に
2型糖尿病に対する糖質制限の効果
2型糖尿病で糖質制限の効果は非常に速やかに現れます。体重減少や血糖値の安定化、薬の減量など通常の治療では起こりえないことがどんどん起こります。 今回の研究では3か月間糖質制限を行った糖尿病の人の変化を通常の治療の人と比較
リポタンパク質のLDLにはインスリン様作用があるかもしれない
リポタンパク質のLDLはLDL受容体にくっ付いて細胞内に取り込まれます。一方インスリンもインスリン受容体にくっ付いて作用を示します。LDLは脂質の代謝に関連し、インスリンは糖質の代謝に関連しますが、インスリンは脂質の代謝
塩分に感受性のある高血圧はインスリン抵抗性によるものであるかもしれない
塩分の摂り過ぎと高血圧は密接に関係していると一般的には考えられています。そのため塩分を控えめにすることは高血圧治療、予防、健康の基本だと思っている人もいると思います。しかし、高血圧の人の中には、塩分の摂り過ぎで血圧が上が