GLP-1受容体作動薬は夢の薬ではありません。今回は「その1」の続きです。 欧州医薬品庁(EMA)はアイスランドの保健当局が自殺や自傷行為を考えている患者3件を通報したことを受け、GLP-1受容体作動薬の調査を始めたよう
カテゴリー: 糖質過剰症候群
糖質制限をしっかりすれば糖尿病の腎機能低下を防げる可能性がある
以前の記事「糖尿病の薬を飲んでいるだけでは糖尿病の腎機能の低下は防げない」では、糖尿病の薬を使用しても腎機能は低下してしまう可能性があることを書きました。 では糖質制限ではどうでしょう。 今回の研究はアメリカ糖尿病学会の
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その1
2型糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬は最近ではダイエット目的のいわゆる「やせ薬」としても適応外使用されています。 自由診療で様々な宣伝文句が飛び交っています。「メディカルダイエット」なんていかにも医学的で効果があ
抗がん剤の末梢神経障害の予防にはまず糖質制限
女優の秋野暢子さんは食道がんとなり、抗がん剤の影響でしびれがまだ残っているそうです。(記事はここ) 秋野暢子、ステージ3の食道がん寛解を報告も「完治にはだいたい5年かかる」 現在も「しびれ」残る 秋野は「ステージ3の食道
片頭痛にはまず糖質制限を
片頭痛を持っている人は少なくないでしょう。そしてそのほとんどは恐らく薬による治療、予防を行っていると思います。しかし、その原因が食事だとするのであれば、食事を変えなければずっと頭痛は無くなりませんし、薬のお世話にずっとな
糖尿病の薬を飲んでいるだけでは糖尿病の腎機能の低下は防げない
糖尿病では腎機能が徐々に低下してくることが少なくありません。人工透析の原因の第1位は圧倒的に糖尿病性腎症で40%を超えます。 今回の研究では、メトホルミンを飲んでいる人で4種類の血糖降下薬の腎転帰を無作為化試験で比較しま
インスリン抵抗性は認知機能低下を招く
認知症の多くは糖質過剰症候群です。アルツハイマー病は3型糖尿病と言われています。 今回の研究では、ベースライン時45~64歳で認知症のない7,148人を対象に、ベースラインとその6年後の認知機能を分析しました。 どのレベ
中性脂肪/HDLコレステロール比の増加は腎機能低下のリスクを上げる
世の中一般的にはLDLコレステロールばかりが注目され、一般の人でもLDLコレステロールは気にしますが、中性脂肪値やHDLコレステロールはあまり関心がありません。医師も同様です。患者にHDLコレステロールが低いことを指摘し
糖尿病の死亡リスクの増加に関連する食後高血糖および食後高中性脂肪
もともと2型糖尿病は糖質過剰症候群の代表ですので、死亡リスクは高いでしょう。糖質過剰摂取のままの場合、全原因死亡を予測する食後の血糖値や非空腹時の中性脂肪値はどれくらいなのでしょう? 今回の研究では、朝食後の2時間後の血
薬で検査データを変えるだけでは健康にはなれない
数字合わせをしても健康になるわけではありません。検査データは様々な疾患の発症や状態を推測でき、非常に有用ではありますが、データだけ良くしても疾患が改善するとは限りません。 今回の研究ではペマフィブラート(商品名パルモディ