みなさんはアテローム性動脈硬化性心血管疾患 (ASCVD)のリスク計算器を試したことがありますか?(計算機はここ)これは、2013年のアメリカ心臓病学会/アメリカ心臓協会 (ACC/AHA)が発表したもので、現在の10年
カテゴリー: スタチン
献血頻度によるフェリチンと血管機能
鉄は非常に重要です。鉄欠乏は確かによくありません。日本人、特に若い日本人の女性の鉄は非常に少ないことが多く、また日本の食事の鉄含有量が少ないのか、フェリチンが欧米ほど高くないことを指摘する人もいます。フェリチン値は低いと
冠動脈CTにおける無症候性アテローム性動脈硬化症の程度とスタチンの影響
人間の体は進化の過程で様々なメカニズムが確立してきました。そのメカニズムが狂うを症状や病気を発症しやすくなります。そのメカニズムを狂わせているものの一つは間違った食事です。しかし、もう一つ重要なものがあります。それは薬剤
中性脂肪/HDLコレステロール比と冠動脈心疾患のリスク
多くの人はLDLコレステロールに注目しています。もちろん医師の多くもLDLコレステロールの数値に敏感です。しかし、LDLコレステロールよりももっと重要なものがあります。それは中性脂肪とHDLコレステロールです。 そして、
最近LDLコレステロールからLp(a)およびApoBにシフトしてきている その3
「その1」「その2」の続きです。 心血管疾患の予防、リスク軽減には肥満を改善することは重要だと思います。Lp(a)に関しては食事制限、体重減少とどのように関連しているでしょう。 今回の研究では2型糖尿病のある人とない人両
10日間の断食でどうなる?
人類は飢餓との戦いをしてきたので、絶食時間が長くなってもそれに対応できるように進化してきました。様々な疾患は、人類の初期設定に合わないようなものを食べたり、頻回の食事をしたり、一部のものを食べ過ぎたり、など食事の誤りによ
最近LDLコレステロールからLp(a)およびApoBにシフトしてきている その2
循環器領域の専門家はますます過激になっているようにも見えます。LDL、そのものを毒物扱いをする人まで現れました。 “It’s not really about statins any more, it’s about L
最近LDLコレステロールからLp(a)およびApoBにシフトしてきている その1
最近の循環器系の領域の動きを見ていると、LDLコレステロールからLp(a)やApoBに注目がシフトしてきているように感じます。 LDLコレステロール値の低下では、実際のところ多くの患者が改善しないことに気付き、治療のター
LDLコレステロールが高いとがんのリスクは低下する
LDLコレステロールに関する洗脳は非常に強固であるため、なかなか抜け出すことができないかもしれません。LDLコレステロールが直接アテローム性動脈硬化症を起こす証拠なんてありません。仮説です。 LDLコレステロールが高いと
糖質制限でLDLコレステロールが上昇したらスタチンは必要か? その5
「その1」「その2」「その3」「その4」に続き糖質制限でLDLコレステロールが上昇してもスタチンは不要論を書いていきます。 スタチンの効果はLDLコレステロール低下によって起きているのではないと思っています。スタチンの抗