自分の血糖値を知るのに、自己血糖測定器を使っている人もいると思います。一番多く使われる測定部位は手の指先でしょう。しかし、指先は神経が敏感で非常に痛みを伴います。ホムンクルスというのを聞いたことがあるかもしれませんが、感
カテゴリー: 病気
糖質制限とむくみ(浮腫)の改善
糖質過剰摂取の人では下肢のむくみ(浮腫)に悩んでいる人も少なくないでしょう。下肢のむくみのある方に糖質制限を勧めたところ、数週間後驚くほど下肢のむくみが減ってびっくりしていました。 今回の研究では、ケトン食によるむくみの
新型コロナウイルス感染症の重症化と糖質制限
相変わらずマスコミは煽っていますが、新型コロナウイルスで重症化する人は実際にはかなり少ないようです。大阪大学のチームが新型コロナウイルス感染症の重症化を引き起こす仕組みを解明した、というニュースが出ましたが、なんだかなあ
朝食を摂るか抜くか?糖質を摂るかどうかの方が重要
朝食を抜くと血糖値が上昇しやすくなるという方がいます。朝食を摂った場合に昼食後の血糖値の上昇が抑えられ、朝食を抜くと血糖値スパイクが大きくなるというもので、一般的にはセカンドミール効果と言われています。 朝食を食べること
すい臓がんの初期症状としての糖尿病
糖尿病には1型、2型があるのはご存じだと思います。アルツハイマー病を3型と呼ぶ人もいます。現在では、すい臓がんによって引き起こされる新規発症糖尿病を「3c型糖尿病」と呼んでいます。「3c型糖尿病」は膵原性糖尿病とも呼ばれ
みなさんの血液検査データ2020 集計 その10 血糖値とHbA1c
今回は血糖値とHbA1cです。 これまでの集計結果は→「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」「その8」「その9」 一般の人のデータは空腹時というわけではないので、糖質制限のみなさんのデータ
高血糖は反応性の高い血小板増加を引き起こす
糖尿病では血栓性合併症を起こすことが珍しくありません。高血糖は肝臓でのトロンボポエチンの増加をもたらすと考えられています。 トロンボポエチンは血小板の前駆細胞の巨核球の増殖および分化に関与し、血小板の形成を促進します。そ
心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その2
以前の記事「心臓の冠動脈のプラークを増加させるのはLDLコレステロールではない その1」ではアテローム動脈硬化症のプラークと糖尿病の関係について書きました。 アテローム性動脈硬化症の最も重篤な症状である急性冠症候群(AC
乳がんに対するケトン食のすごい効果
糖質はがんのエサであり、糖質制限食、ケトン食はがんに有益な影響を与える可能性があると思います。 今回の研究では、乳がんの患者にケトン食を摂ってもらい、どうなるか研究しています。以前の記事「乳がんに対するケトン食の効果」の
みなさんの血液検査データ2020 集計 その6 中性脂肪/HDLコレステロール比
以前の記事「心血管疾患リスクを抑えるためにLDLコレステロールを下げることはほとんど意味がない」ではLDLコレステロールは数値ではなく、質が重要だということを書きました。 その質を見極める一つの指標は中性脂肪/HDLコレ