2023年からアメリカ心臓協会は心血管・腎・代謝(CKM)症候群というものを提唱しました。代謝、腎機能、心血管機能の障害間の相互作用を強調するものです。つまり、心血管疾患も腎機能障害も代謝障害と強く結びついていると認めて
カテゴリー: 糖尿病
交通事故を起こした運転手の服用している薬についてもっと重視すべき
痛ましい交通事故が後を絶ちません。高齢者の事故も非常に多いですが、先日の神戸の事故は50代の運転手です。(ここ参照)このような事故があるたびに考えるのは、薬の影響です。報道には一切出てきません。しかし、非常に多くの人が運
肥満に対するトリプルホルモン受容体作動薬レタトルチドの効果はものすごいが……
GIP受容体、GLP-1受容体、グルカゴン受容体の3つのホルモン受容体に同時に作用する世界初の薬、トリプルホルモン受容体作動薬のレタトルチドがものすごい結果を出してきました。以前の記事「イーライリリーの次世代肥満症治療薬
ステージIIIの大腸がんで糖質をたっぷり食べると再発や死亡リスクが高くなる
以前の記事「若年性のがんの発生率は世界的に増加している その1」「その2」「その3」では、若年性のがんの発生率、特に大腸がんの発生率が増加していることを書きました。 もちろん、私はその原因は糖質過剰摂取にあると考えていま
GLP-1受容体作動薬の心保護効果は誇大広告の可能性
医療業界ではGLP-1受容体作動薬やSGLT-2阻害薬への称賛が止まりません。心保護効果、腎保護効果……。本当でしょうか? 特に最近はGLP-1受容体作動薬の効果が派手に宣伝されています。GLP-1受容体作動薬の心血管イ
CETP阻害薬の効果を見ると血液検査の脂質の状態が無意味に思える
以前の記事「Lp(a)低下薬の失敗は何を意味するか?」「根本原因を無視して数値を整える薬の失敗が続く」では、大きな期待を受けていた最近の治験薬の失敗について書きました。知っている人も多いかもしれませんが、その前にも大きな
ウイルスや細菌が原因と考えられているがんは本当にウイルスや細菌のせいなのか? その3 C型肝炎ウイルス②
「その2 C型肝炎ウイルス①」の続きです。 ある研究(ここ参照)では、肝生検を受けたC型肝炎ウイルス(HCV)陽性患者279人を対象とし、65.9か月追跡しました。糖尿病の有無と肝細胞がんのリスクとの間に正の関連が認めら
白血球や血小板の増加はインスリン抵抗性と関連している その2
「その1」では血小板の増加について書きました。今回は血小板です。 ある研究で(ここ参照、図もここより)、肥満でない日本人の2型糖尿病患者における血小板数とインスリン抵抗性の関係を調査しました。対象は163人の肥満でない日
GLP-1受容体作動薬は青年や若年成人でも胆道系疾患リスクを増加させる
以前の記事「糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その13」では、GLP-1受容体作動薬が胆嚢炎、胆石症リスクを高くすることを書きました。 76件のメタアナリシスでも、胆嚢および胆道系の疾患のリスクを増加させ
糖質入り飲料の摂取と若年性の大腸がん発症リスク
サントリービバレッジ&フードが3月に発売した炭酸飲料「ギルティ炭酸 NOPE(ノープ)」が、発売150日で出荷本数1億本を突破したそうです。(ここ参照)もちろん、甘みは果糖ブドウ糖液糖で100mlあたり糖質(炭水化物)は