いまだに卵を避けるように推奨する医師や栄養士がいることには驚かされますが、もしかしたらそのような根拠のない卵摂取制限が認知症と関連しているかもしれません。 血中のコレステロールは、食事によるコレステロール摂取とはほとんど
カテゴリー: 心血管疾患
食事のガイドラインは全く役に立たない!
それぞれの国が推奨する食事のガイドラインがありますが、どの国もガイドラインも科学的根拠は全くと言っていいほどありません。日本で推奨されている食事についても同様です。逆にそのガイドライン通りに食事をしていては不健康にさえな
閉経後の女性は飽和脂肪酸をたくさん食べよう
閉経前の女性はエストロゲンの保護作用があると考えられ、男性より心血管疾患が少ないとされています。閉経後ではリスクが上昇しますが、どのような食事が良いのでしょうか? 以前の記事「飽和脂肪は心臓の動脈を詰まらせない!」で書い
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その8 プラークの中にカイロミクロン
以前の記事「LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その6」では、実際の大動脈から得られたプラークを分析すると、そこには平均してVLDL+IDLが3分の1以上を
地中海式の食事は健康的か? エビデンスにだまされないように
地中海沿岸の国では、他のヨーロッパの国と比較して虚血性心疾患が少ないことから、地中海食が健康に良いのではと考えられ様々な研究がされています。その中での代表的な研究を見てみましょう。 エビデンスを非常に重要視されている方が
レムナントは酸化LDLとほとんど同じ?
インビトロ(試験管などでの実験)研究では酸化LDLの特性とレムナントの特性は非常に似ています。その類似した特性は ・マクロファージの泡沫細胞形成を助ける ・単球、T細胞および組織マクロファージについて走化性である ・単球
アテローム発生指数を計算してみよう!
アテローム性動脈硬化による心血管疾患のリスク評価として、アテローム発生指数(AIP)というものがあります。中性脂肪値とHDLコレステロール値を入力するだけです。 早速、入力してみましょう AIPが0.11未
LDLコレステロールは本当に動脈の血管内腔から血管内皮を通って、アテローム性動脈硬化を起こすのか? その7 酸化LDLを犯人と考える前に
以前の記事「尿酸値と心血管疾患のリスク 本当だろうか?」で、抗酸化物質の尿酸がたくさんあるのに、どうして酸化LDLが発生するのだろう、という疑問を書きました。小さなsdLDL、そしてそれが酸化してできた酸化LDLはアテロ
ApoCⅢの調節と役割
何度も記事に登場しているApoCⅢの役割についてもう一度まとめてみましょう。 ApoCⅢはリポタンパク質を構成しているアポリポタンパク質の一つです。 ・ApoCⅢはリポタンパク質リパーゼ(LPL)という酵素の活性を阻害す
驚きの結果!糖質制限におけるHDLコレステロールと中性脂肪 みなさんの血液データから その2
前回の記事「糖質制限とLDLコレステロール上昇6 みなさんの血液データから」では糖質制限でLDLコレステロールが上昇している人が結構いることがわかりました。今回はHDLと中性脂肪です。みなさんの血液データを分析して、非常