インフルエンザが相変わらず流行しているようですね。 マスコミもワクチン接種を呼び掛けています。 以前の記事「インフルエンザ死亡とインフルエンザワクチン」「インフルエンザワクチン接種は重症化を予防していない」「インフルエン
カテゴリー: 心血管疾患
双子を対象とした雑食とビーガン食の心臓代謝への影響
どうしてもビーガンが健康的であると言いたい人がいます。 今回の研究では、一卵性双生児を対象として、雑食(つまり普通の食事)またはビーガン食で検査データがどうなるかを調べています。 参加者は22組の双子44人(平均年齢39
アメリカには代謝的に健康な人はほとんどいない
日本人にも肥満が増えていると思いますが、アメリカ人は本当に肥満が多いです。アメリカにおける心血管代謝の健康状態はどのようになっているでしょうか? 今回の研究では、1999年から2018年までの心血管代謝の最適な健康状態に
LDLコレステロール低下療法をもう一度見直す
現在の臨床試験でも信用できませんが、2004年以前の一部の臨床試験は様々な問題があり、2005年以降臨床試験の新しい規制規則が適応されました。スタチンも初期のころの研究では大きな死亡率の改善が報告されていますが、2005
症状が無くても血糖値が高いと冠動脈のプラークが増加する
心臓の専門家はLDLコレステロールに固執しています。一部の人はコレステロールは関係ないと気づいているでしょうが、学会やガイドラインには逆らえないのでしょう。 今回の研究では、耐糖能の状態、つまり正常血糖または前糖尿病また
食塩が2型糖尿病リスク? またくだらない研究が出た
いろいろくだらない研究がありますね。このような論文を書く人は暇なのでしょうかね?論文を書くために研究をしていて、その内容の質は問われないのでしょうか? 今回の研究では食塩が2型糖尿病リスクを上げるというものです。どうして
糖尿病の有無におけるコレステロールと心血管疾患のリスク
糖尿病のある人は、スタチンによってLDLコレステロール値を下げているにもかかわらず、心血管疾患のリスクが高くなります…という文章をよく見かけます。大前提で心血管疾患の原因がLDLコレステロールの増加であると決めつけている
スタチンによる冠動脈石灰化促進 その3
心臓の専門家はかつて冠動脈の石灰化はリスクが高くなると言っていました。そして、スタチンがその石灰化を増加させるとわかると、今度は石灰化がプラークを安定化させるから良いことなのだというようになりました。 そして、スタチンは
糖尿病でなくても糖化LDLは意外と多い
酸化LDLは非常に危険なLDLと考えられています。しかし、酸化LDLは血中のそこまで多くなく、通常はLDLの1%未満、0.2%程度だそうです。そして、酸化LDLが危険というよりは、LDLの酸化が起きやすい体内環境が危険だ
レムナントコレステロールと心血管疾患のリスク LDLコレステロールはどうしちゃった?
レムナント(残存)コレステロールは心血管疾患リスクの強力な予測因子と考えられています。しかし、レムナントコレステロールそのものが悪さをするというよりも、レムナントコレステロールが増加する状態が心血管疾患の原因だと思われま