先日の記事「アラキドン酸は本当に炎症を促進するのか?」では、糖質制限をするとアラキドン酸の増加、およびオメガ6/オメガ3比とアラキドン酸/EPAの比の増加が起こることを書きました。そして、それにもかかわらず炎症は減少して
カテゴリー: サプリメント
マグネシウムはインスリン抵抗性を減少させる
マグネシウムは非常に重要なミネラルですが、血中濃度があまり変化せず、その不足を感知することが難しいのが難点です。 しかし、糖尿病では特にマグネシウムが欠乏しやすく、またマグネシウム不足はインスリン感受性を低下させると考え
ビタミンCなどの抗酸化物質は運動によるインスリン感受性の増加作用を無効にしてしまう
前回の記事「とにかく可能な限り動きましょう」では、安静は有害であり、インスリン抵抗性を増加させることを書きました。糖尿病などでインスリンの感受性を高めるために運動を取り入れている方も多いと思います。 しかし、その運動の効
十分なタンパク質を摂っていれば、ロイシンの効果はない
BCAA(分岐鎖アミノ酸)には、バリン、ロイシン、イソロイシンが含まれていますが、特にロイシンが筋肉を合成するのに重要だと考えられています。アスリートなどではこのロイシンやBCAAを多く含むサプリメントなどを使っている人
減塩食品があるのに増マグネシウム食品はなぜないのか?
フルマラソン後のこむら返りに対してコメントをいただきました。 こむら返り、筋肉の痙攣ですよね。医学の知識はないですが、理系の人間ですので、コメントさせてください。 最近、マグネシウムについて勉強して、サプリも試しています
オメガ3のDHAはLDL粒子を大きくしLDLコレステロールを増加させる
血液検査のデータに関してコメントをいただきました。 清水先生、おはようございます。 最近、血液検査をしたのですが、前回から2ヶ月程度経っています。 その間、ほぼ完全な糖質制限をしていたのはもちろんですが、毎日、イワシ水煮
塩分制限で起こる程度の血圧低下なら炭水化物をタンパク質で置き換えることでも得られる
以前の記事「塩分制限で起こる程度の血圧低下ならタンパク質摂取量を増やすことでも得られる」では、タンパク質の摂取量を増やすことでいくらかの血圧低下が得られることを書きました。 今回は、無作為化比較試験のメタ分析で食事性タン
みなさんの血液検査データ2020 集計 その8 肝機能
今回のデータの分析は肝機能です。 これまでの集計結果は→「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」「その6」「その7」 AST(GOT)、ALT(GPT)、γGT(γGTP)を見ていきましょう。 AST 人数 平
みなさんの血液検査データ2020 集計 その3 LDLコレステロール
みなさんの血液検査データ2020の集計、今回は多くの人が注目していると思われる、LDLコレステロールです。 これまでの集計結果は→「その1」「その2」 糖質制限をすると、結構な割合でLDLコレステロールが上昇します。それ
みなさんの血液検査データ2020 集計 その1 背景
今回の血液データのご提供のお願いに対して、209名の方からデータをいただきました。 この場を借りて深く御礼申し上げます。 なお、まだデータの募集は続けています。まだ入力していない方は是非データのご提供お願いいたします。