恐らく世界で億単位の人がうつ病など精神疾患になっています。様々な治療薬がありながら、治療抵抗性の人も珍しくないでしょう。 今回の研究では、従来の精神科医療に十分に反応せず、ケトン食を試す意欲のある大うつ病性障害(うつ病)
カテゴリー: 糖質制限
青年期から若年成人期への体重状態の変化と高血圧および糖尿病のリスク
肥満はもちろん、高血圧も糖尿病も糖質過剰症候群です。青年期にすでに過剰な体重となってしまい、その後正常な体重になるか、過剰な体重のままか、で様々な疾患のリスクは異なるでしょう。 今回の研究では、アメリカの12〜19歳の合
正常な範囲の空腹時中性脂肪値と2型糖尿病の発症リスク
中性脂肪値の基準値は一応、30~149mg/dLとされています。つまり、150以上が異常値ですが、私は100を超えたら患者さんに指摘しています。 中性脂肪値が基準値にある人を中性脂肪値により3つのグループに分けたときに、
HbA1cとグリコアルブミン(GA)は時代遅れ?
HbA1cとグリコアルブミン(GA)は糖尿病、血糖値のコントロールの指標として用いられています。HbA1cは平均の血糖値と非常に相関していると言われており、計算式も存在します。 平均血糖値=HbA1c×28.7− 46.
赤肉と植物由来の代替肉とでは食べたときのアミノ酸の吸収は全く異なる
日本でも大豆ミートなど植物由来のタンパク質を使った「代替肉」が多く販売されてきています。(ここ参照) そもそも肉に似せるのであれば、肉を食べれば良いのに、代替肉は肉よりもなぜか「健康的」と考えられています。ものすごく質の
多発性嚢胞腎には糖質制限を その1
腎臓に嚢胞がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下していく、多発性嚢胞腎という病気があります。遺伝性の病気です。難病に指定されています。(ここ参照) 現在、治療法として難病情報センターのページには次のように書かれています。
眼圧の上昇はインスリン抵抗性とメタボリックシンドロームに関連している
緑内障は単に眼の病気ではなく、拙著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、糖質過剰摂取による神経、代謝的な異常による糖質過剰症候群であり、4型糖尿病と考えています。(「緑内障は糖質制限をすべきである その1」「その2」な
完全メシは完全に糖質過剰のジャンクフード
以前の記事「日清食品の完全栄養食プロジェクトは糖質過剰」で書いたように、カップヌードルの日清食品が完全栄養食プロジェクトというものをやろうとしています。そして、5月30日「完全メシ」シリーズ5品を発売しました。(ここ参照
糖質制限5年間の残念な結果
アメリカ糖尿病学会の2022年の第82回Scientific Sessionsの抄録によると、ちょっと残念な報告が上がっています。その報告はこれまで糖質制限で1年、2年と続けられていた研究の5年間の結果です。抄録なので、