家族性高コレステロール血症(FH)では、飽和脂肪酸やコレステロールの摂取を減らすことが推奨されています。 「家族性高コレステロール血症診療ガイドライン 2017」でも次のように書かれています。 FH に対しても食事療法は
カテゴリー: 糖質制限
脱水時にアルコールを飲むとさらに脱水になるか?
現在、みなさんに血液データをご提供いただいております。(「ブログをご覧の皆様へ 血液検査データ提供のお願い2020」)ご協力くださった方、本当にありがとうございます。できる限り多くのデータを集めたいので、まだの方は、よろ
新型コロナウイルスと血小板の免疫機能
血小板は止血、血栓に対して最も主要な役割を担っています。しかし、血小板の機能はそれだけに留まりません。血小板には炎症や免疫とも強く関連しています。 血小板減少症は、ウイルスおよび細菌感染症のよく知られた合併症です。どうし
お酒を飲んでいないのにアルコール検出器に反応?
以前の記事「炭水化物をアルコールに変える腸内細菌」では、腸内細菌の働きで、炭水化物が腸の中で発酵しアルコールになってしまう、アルコールの内因性生産について書きました。 しかし、糖質制限や糖尿病治療薬によるアルコール検出器
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とアルコール摂取
アルコールを摂取するとその分解の過程でアセトアルデヒドという有害物質が産生されます。このアセトアルデヒドには発がん性があると考えられています。 人間の体には様々な細菌が存在し、その場所に適した細菌叢を形成しています。その
2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 3.5年のエビデンス
以前の記事「2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 2年間でも圧倒的! その1」「その2」では、糖質制限の2年という長期的な効果を示した研究について書きました。今回の研究はその続きで、3.5年の長期的効果のエビデンスを示
新型コロナウイルス感染における細胞性免疫
新型コロナウイルス感染で、日本では抗体検査をしても、陽性者は1%にも満たない状態です。もちろん検査の精度の問題もあるかもしれません。 一部の専門家は、日本では思ったほど感染が広がっていなくて、まだまだ感染拡大の危険性があ
混合食の血糖値とインスリン分泌
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)糖尿病の診断に行われますが、実際の食生活で75gの砂糖やブドウ糖だけを飲んだり食べたりする人はほとんどいないと思います。そうするとこのOGTTは、他の栄養素、脂質やタンパク質を同時に食べる
40歳前の過体重でもがんのリスクは大幅に増加する
肥満に関連するがんは非常に増加しています。(「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」参照)そして、肥満関連がんはより若い年齢層にシフトしています。(「米国の若年成人における肥満関連がんの割合の急激な増加」「肥満関連がん